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憧れの居酒屋「大ざわ」

 この記事はあえて言うなら備忘録。
まったくのひとり語りなのでスルーしてください。
私が誰にも話した事ない思い出を書きます。誰にも語る気配がこの後の人生にもなさそうなので、ここに記す。
何度も書きますが、こちらのFC2ブログで限定記事の設定がどうもややこしいので、他の記事との兼ね合いで。

今の私は大阪の福島区というところに住んでます。
私は小学1年の3学期から大阪の寝屋川市にオカンの再婚を機に住んでいたのですが、私が「お父ちゃんになってほしい」と言ったからホンマに父親になってくれた2番目の親父が家庭を崩壊させたので(汗)、私のオカンは私と弟を連れて同じ寝屋川市内へ避難するも、まるで映画のように2番目の親父に見つかってしまったので(爆汗)、小学5年から6年にあがる春休みを機に、私と弟はオカンの郷里である宮崎県は都城・梶山の祖父母のところに里子に出された。
当時のオカンはJR大阪・環状線内の「京橋」にある夜のお店で働いて私と弟を育てていたので(だから京橋で連絡している京阪電車の寝屋川に住んでた)、私と弟がオカンの母校でもある梶山小学校に通う間、大阪環状線内で私ら兄弟を迎え入れる為の土地を探し回り、落ち着いてくれたのが福島区やったんですよね。
私は最初にオカンから電話で聞かされたとき、福島というから福島県に今度は行くのかと勘違いしてから(汗)・・・。

大阪の福島って、JRも阪神電車でも、大阪の繁華街「梅田」の次、隣なんです。
なら、たまたま巡り廻って今も福島区に住む私は、いつも梅田(キタ)で映画を観ているのかというと、そうでもないでしょ?
私が住む福島区野田は、大阪メトロ「野田阪神」駅が、なんば(ミナミ)へ行く千日前線の終点駅だということもあり、ミナミへ遊びに行く人も多いのですが、私は別の理由で最初はなんばに親しむようになったんですよね・・・。

私の2番目の親父という人は、私は子供心に父親としておってくれるだけで嬉しい存在やったんですが、父親らしい事は殆どしてくれなかった。パチンコばかりで。それがオカンにしてみたら少し不満やったみたいで、私と弟はオカンの仕事のお客さんたちに色んなところへ連れて行ってもらってたんです。
最初に遊園地や映画『キングコング』に連れて行ってくれたおっちゃんは梅田ばかりで。
なぜか野球観戦に連れて行ってくれていたのが、今の3番目の親父やったんですよね。
ウチの超小柄なオカンは仕事柄えらくモテていて(今思えば、そういうとこも2番目の親父は気に入らんかったんやろね)私が先日UCCミルクコーヒーの記事に書いた、カレーとコーヒー好きなおっちゃんとも熱心に付き合ってた。
そのIさんは、ボートレース場や映画にホンマによく連れて行ってくれたんです。
そのIさんの遊ぶホームグラウンドがなんばやった。
その人はいつもなんば。
で、行く場所にもよりますが、メトロの走る地下から地上へ上がるのが、いつも私の生涯背番号と同じ、「19番出口」やったんです。

地下から1地下から2地下から3
おおざわ1 

大阪メトロ・千日前線「なんば」から地下街「なんばウォーク」方面に歩き、一番寂し気な19番出口(Cー5)を地上へ上がろうとすると・・・。


地下から4 地下から5 

居酒屋「大ざわ」があります。一応、関西ではチェーン店のようです。
大阪メトロって、以前紹介した「緑橋」駅構内のライブハウス「戦国大統領」もそうなんですが、こういった半地下のスペースに店舗があるんですよね。
で、こちらの「大ざわ」は私が頻繁にミナミへ行くようになってからはこの場所にあったように記憶しているのですが、一回も入った事ないんです(汗)・・・。
私、よほどの事がないと、ひとりでは外食できない人間なんで(汗)・・・。
やはり、漠然と子供の頃から「大人になってから行くような店」だと決めつけてたので、おもいっきり大人を通り過ぎて死にぞこないに私はなっているのに、今だに敷居が高いんですよね(爆汗)・・・。
昨年の秋頃かな?この「大ざわ」が工事シートに覆われていたので、「遂に一度も行けないまま、コロナ過で潰れてしもたんか!」と、ガッカリしたんやけど、リニューアルオープンしてホッと胸をなでおろしました。

この19番出口を上がるたびに思い出すIさん、ミナミの映画館はすべてIさんに教えてもらった。
『未知との遭遇』や『野生の証明』を観た南街劇場、『スウォーム』や、『宇宙空母ギャラクティカ』で初めてセンサラウンド方式を体験した千日前・国際劇場に、『コンボイ』が初めてやった大阪・松竹座や、『2001年宇宙の旅』があまりにも退屈で、途中でギブアップしかけた千日前・スバル座など、みんなIさんに連れて行ってもらった。
ちなみに、私のオカンは私と弟を自分の田舎へやるときには、数回ウルトラCをキメていて(超爆)、里子へ出してた時には自分の親に対してバツが悪かったのか忙しかったのか、なんとIさんに頼んで私と弟を宮崎まで迎えに寄こしたんですわ(爆汗)・・・。私の祖父母も驚いてましたけどね(汗)・・・。
Iさんはご自身の故郷(大分か長崎)に帰りに寄って、私と弟を遊ばせようと思ったらしいのですが、我が子に一瞬でも早く会いたいと私のオカンに却下され(爆)、私は1977年の8月1日に大阪へ戻る事になります。
(ちなみに大阪から宮崎に行く時は、大阪に就職していた私の従姉妹が里帰りついでに付き添ってくれた)

で、春に宮崎に行く時も非常事態で慌ただしかったので、私も弟も荷物が少なく、服が少ししかなかった。
私、寝屋川の学校も宮崎の学校も私服登校やったので、子供やから半ズボン一丁ですわ。毎日同じジーンズ生地の半ズボン。
だから春から夏にかけての間で、ボロボロの服しかなくなってしまった。ちなみに、私はオカンが貧乏で行けなかったという同じ学校の修学旅行に、ひとりボロボロの恰好で行ったからね(鹿児島やった)・・・因果はめぐるんやね・・・。
とにかくオカンからしたら継母にあたる私の祖母は破天荒な人で、細かい事を気にしない。格闘技好きのおばあちゃんやった。
大相撲開催中は、相撲中継が終わるまで、ご飯なんて作ってくれなくて(汗)・・・。

話が随分と脱線しましたが、Iさんは、ゆくゆくは私のオカンと結婚する気があったから、オカンの無理を聞いて私と弟を宮崎まで迎えに来てくれたのですが・・・。
帰りの新幹線の車内でね、Iさんが前の席のサラリーマン二人にごっつい絡まれてるんですよ。
「なんでおたくは子供たちにこんなボロボロの恰好をさせて新幹線に乗せるんだ」と(嘘のような本当の話)・・・。
Iさんは、咄嗟に「いや、俺の子供とちゃうねん。頼まれて連れて帰るとこや。なあ?」と私と弟に確認を求めるから、私も弟も「ホンマやで」って言うてんのに、サラリーマンはIさんが私らに嘘を言わせているとさらにヒートアップしてね。
要は、「せっかく夢の超特急に乗るのだから、もっとええ服装で乗せてやれ」と、「たとえ他人の子でも」と。
今なら大変なトラブルになりかねないが、昭和って良くも悪くもそういう時代やった。
私は大人になって、Iさんに絡んできたサラリーマンの気持ちは痛いほどわかる。

感動の対面を果たした私ら兄弟とオカン。オカンは私と弟を自分が根付いた福島区のアパートに招き入れると、乾杯もそこそこに、Iさんを部屋から退散させ(超爆)、Iさんも「親子水入らずで積もる話もあるやろ」と、笑顔で帰っていった。昭和の男気よね・・・。
Iさんから新幹線の車内での事を聞かされたオカンは泣いてIさんに謝ってたわ。
だから翌年の夏休みに、宮崎から叔母さんのいる鹿児島・指宿に遊びに行った時、大阪へ帰る前日に、叔母さんは私と弟に気に入った服一式を買い与えてくれたんですよね。


おおざわ4 おおざわ2 おおざわ3 

御堂筋の地上から見た「大ざわ」はこんな感じ。

Iさんはオカンと結婚したいと言うので、中学生になった私に相談してきた事があった。オカンは私たち子供に一任すると言ったのですが、子供って大人の事を凄くよく見ているので、どこか無頼なところがあったIさんとオカンの結婚には、私が反対した。
すると色々と気まずくなったのか、Iさんとオカンの関係も終わったみたいやった。
でもね、いつも映画に連れて行ってくれて、終わると千日前でてっちりを食べさせてくれたIさんは忘れる事が出来ない。
今でも、「大ざわ」のある19番出入口を通るたんびに思い出す。あの1970年代後期のなんばの風景が甦る。


おおざわ0 

自分が大人になったらこういうところで酒飲んでるのかな?と思いながら・・・。
もうとっくに大人になって、いつ死んでも別に不思議がられない年齢になって、今の私の為にあるような飲み屋なのに、今だに入れないから自分でも不思議。
一番多感な年頃の想い出の数々を心が大事にしているからでしょう。
私は今でも、ミナミに映画観に行く時だけは少年に帰っていますからね。
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コメント

Iさん、元気かなぁ

この「大ざわ」の前を通ると、兄貴には、Iさんやそのほかの思い出が明確に色濃く思い出されるんだね。新幹線も今とはちょっと違う雰囲気だったろうし、都城も今とは違うんだろうなぁ。

キモサベ毎度!

個人的な記事にお付き合いありがとうございます!
人に見られるので書ける範囲で書きました。
一番多感で激動期やったので、よく憶えています。
私が昔いたところって、今も変わらないところが多いです。
Iさんにはお礼が言いたいですね。

情景が浮かびます

私、2番目のお父ちゃんやIさん側の人間でしたね。
スナックのシングルマザーの子どもと遊ぶんですが、いかんせんこっちは子供慣れしてない。戸惑ったなぁ。
そんなことを思い出しました。
大ざわ、いつか行けるといいですね。19番出口のお店、本店のようですよ。

TEETEEさん、毎度です!

そうでしたか!
私はスナックとか女性のいるお店って根性ないから昔から苦手で。
でもウマが合った女性がシングルマザーやったら、男気出して子供と遊んでたかもです。
大ざわの客層はワイルドそうで好きなんですが、ああいったカウンターのお店は、すぐに誰とでも友達になれるウチの嫁さん向きやという気がしてます。
私は映画館以外で「ひとりで客になる」事がホンマにできないんですよね・・・。

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Author:ゾンビマン
大阪の映画ファンです。資料・画像を中心に映画を紹介するつもりが自分語りしてたりするからご用心を・・・。

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