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『偉大なるマルグリット』






チラシ2種と関西版新聞広告です。










本日のシネ・リーブル梅田の様子です。






パンフです。







『偉大なるマルグリット』


解説:ひどい音痴にもかかわらず、人前で歌を披露することに喜びを見いだしたマダムの数奇な運命を描く悲喜劇。 伝説の音痴といわれた実在のソプラノ歌手フローレンス・フォスター・ジェンキンスの歌声にインスパイアされ、おかしくも切ない物語に仕上げたのは、『情痴 アヴァンチュール』などのグザヴィエ・ジャノリ。自分が音痴であることに気付かぬまま音楽に純粋な情熱を傾けるヒロインを、『家族の気分』『大統領の料理人』などのカトリーヌ・フロがユーモアたっぷりに演じる。


 


あらすじ:1920年、パリから少し離れた貴族宅で開催されるサロン音楽会を訪れた新聞記者のボーモンは、あまりに音痴なマルグリット(カトリーヌ・フロ)の歌声に開いた口がふさがらなかった。しかしボーモンは野心から彼女を絶賛する記事を書き、パリの音楽会に出演者として招待する。これを機に、観客に自らの歌を披露する楽しさにはまったマルグリットは、自分が音痴であるとも知らず有名歌手からレッスンを受け……。


 


 


 


 


実は私、昨年末に発表されていた今春までの洋画の公開ラインナップを見て、一番楽しみにしていたのがカトリーヌ・フロ主演の『偉大なるマルグリット』だった。


 1920年、パリ郊外の貴族宅で、慈善事業として開催される、あるクラブの音楽会。
いろんな思惑から多彩な人種がひしめき合う音楽会なんですが、家の主人である男爵はわざとオンボロ車に乗って音楽会に遅れ、その主人を待ちきれなくて男爵夫人が歌い出そうとすると、多くの顔なじみたちは逃げるように別室に避難する(汗)・・・。
主役として歌い始めるマルグリットは、むちゃくちゃ音痴なんですが、その感情豊かな歌いっぷりに、誰も「アンタ音痴やね」とは言えず、「個性的な歌唱」と中途半端に称えるものだから、当のマルグリットは自分が音痴だと気づいていない(爆汗)・・・。


 その光景を見て驚いた若き新聞記者ボーモンは、皮肉のつもりでマルグリットの歌を絶賛する記事を書く。それを見てゴキゲンになったマルグリットは人前で歌う楽しさに目覚め、自分のリサイタルを開催する決意をして猛練習する・・・という無謀なお話(笑)・・・。
そう、ドラえもんに登場するジャイアンのようなお話なんですよね・・・。


 この作品はね、優秀な宣材コピーにあるように、マルグリットの壮大な音楽への、そして夫への片想いを描いた作品で、ユーモラスな出だしから、5つの章に分かれて描かれる。
自分が受けた感動を人にも表現したいという音楽の素晴らしさを、少女に戻ったかのような高揚感で暴走して見せてくれるマルグリットは、根底で愛する夫の気を引きたいから歌いたいという切実な理由との間で現実を見失っていく・・・というヘビーな展開になだれ込む・・・。


“裸の王様”の末路を描くにあたって、中途半端な優しさはその人を迷走させるという実にブラックな悲喜劇でした。


 


[2016年、3月27日、『偉大なるマルグリット』、シネ・リーブル梅田2にて鑑賞]






1920年、パリ郊外のお屋敷で開催される音楽会。
前座の二重奏に呼ばれた若き歌姫アゼル(クリスタ・テレ)も、新聞記者ボーモン(シルヴァン・デュエード)も、初めて見る音楽会のクライマックスでオペラを歌う男爵夫人マルグリット(カトリーヌ・フロ)の音痴ぶりに驚く。

ただ、実在の人物がモデルといわれるこの映画のマルグリットの情熱溢れる歌いっぷりに対して、確かに「ヘタやんか」と突っ込みにくいんですよ(爆汗)・・・。
物凄く笑える一歩手前で音を外しているもんで・・・誰が聴いてもおかしいんやけど(爆)・・・。







ボーモンは、面白半分でマルグリットの歌を記事で褒める。
「悪魔を追い払うほどの迫力」だと(爆汗)・・・。
それに気を良くしたマルグリットは、ボーモンにより、パリで開催されたアングラ的な音楽祭に招かれ、国家を歌って顰蹙を買い、クラブから追放されるんですが、人前で歌う事に快感をおぼえたマルグリットは、自分のリサイタルを開く事に執念を燃やす。






オペラに魅了され、舞台での衣装からすべてを写真に収めてきたマルグリットの黒人執事マデルボス(デニス・ムプンガ)は陰の重要人物でした。
全ての事態を冷静に把握しているマデルボスは、ただただマルグリットの夢を叶える為に奔走する。
自分が音痴だと気づいていないだけで、音楽に対する情熱は凄いマルグリットの姿勢には誰もが心を動かされる。






マルグリットに、「君は歌がヘタだ」と真実を言えない夫のジョルジュ男爵(アンドレ・マルコン)は罪な人。
いつもマルグリットが歌う時間に遅れるように、いつも故障するオンボロ車に乗り(その事がラストの伏線になっている)、不倫している。
マルグリットは夫の気を引く為に歌にこだわる。
この作品は炎が消えかけた夫婦愛を描いた作品として、温かくもあり、切なくもある。








私、『大統領の料理人』という映画を見て、カトリーヌ・フロという女優さんに一発で魅了された。
この人はどんなに高貴な人を演じても素朴さが前面に出るし、人間味が温かく躍動してこちらに伝わってくるという稀な役者さんですよね。
顔がデカいからそう見えないんですが、とても綺麗でスタイルも良い(汗)・・・。
「自分を知らない」という事をユーモラスに見せる人だけに、中盤以降の迷走は悲劇としてとても見ていて辛かったです。
結局、マルグリットは結末まで自分が音痴だとは気づかないんですから・・・。

誰が聴いても歌が上手い人って、相手にも伝えやすいんですが、殆どの人が普通にヘタだから、逆に音痴の人にはあえて「お前ヘタやん」って言わないですよね。
私もバンド経験ありますが、ヘタでも情熱のあるシンガーと組んでました。
自分の声を初めて聞いた人は、必ずショックを受ける。
それと同じ方法でマルグリットに現実を知らせたラストは残酷。
ほんわかコメディ映画やと思って見ると火傷しまっせ。





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