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『新宿スワン』


本日は仕事帰りに映画鑑賞してきたので紹介します。




↑チラシ2種です。








本日のTOHOシネマズ梅田の様子です。
腹が減ってたので久々にポップコーンのハーフ&ハーフを買った。死ぬほど美味しい(涙)・・・。







ブロ友、ロイおじさんからいただいた鑑賞券です。
ロイさん、ありがとうございました。






『新宿スワン』
解説:ベストセラーを誇る和久井健の漫画を実写化したドラマ。新宿の歌舞伎町を舞台に、スカウトマンの青年がさまざまな女性を水商売、風俗、AVといった世界へと送り出しながら奔走する姿を追う。監督は『冷たい熱帯魚』『ヒミズ』などの園子温。『そこのみにて光輝く』などの綾野剛、『闇金ウシジマくん』シリーズなどの山田孝之、『ヘルタースケルター』などの沢尻エリカ、『あしたのジョー』などの伊勢谷友介と豪華な面々が結集。彼らが織り成す濃密な展開に加え、園監督ならではの鮮烈なタッチにも注目。
 
あらすじ:一文なしだが野心だけは人一倍ある白鳥龍彦(綾野剛)は、新宿・歌舞伎町に乗り込んで一旗揚げようと決意する。ひょんなことから彼は、名の知れたスカウトマンとして数々の伝説を持つ真虎(伊勢谷友介)に誘われてスカウト会社バーストの社員に。歌舞伎町をゆく女性たちに声を掛けては、水商売、風俗、AVの仕事をあっせんし、その紹介料をつかんでいく龍彦。さまざまな人物や出来事と対峙(たいじ)しながら、彼はスカウトマンとして、一人の人間として大きく成長していく。


 
 
 
コレ、ブロ友さんに鑑賞券をいただいたので見てきました。
過激な描写と語り口が売り物の園子温監督作で、いかにも若さと暴力性を感じさせる宣材のデザインから受けるイメージだと、劇場を後にするときに自分の目つきがヤバくなる映画だと思っていたら、見終わったあと、人に優しくなれる作品やったので、イメージのギャップに驚いた作品でした。
 
いかにも原作が漫画という物語なんですが、極上の大人のファンタジーでした。
 
コレ、見て良かった。やっぱり園子温という人は天才やと思いますね。
冒頭、職もなく食えなくて最底辺として新宿をぶらつく龍彦が、喧嘩絡みでスカウト会社の社員にスカウトされるまでが5分で、私が最初にこの映画を見て笑うまでに10分かからなかった。
一流スカウトマン真虎に気に入られスカウト修行に励む龍彦は最初、自分がスカウトした可愛い女性たちが、風俗店に入れられる様を目撃して大きなショックを受ける。
(騙して斡旋してるわけではないんですが、面接でいきなり店員にフェラですから)
しかし、野心を持って繁華街をうろつく若者たちの需要と供給バランスに納得した龍彦は、自分がスカウトした女の子たちには絶対に幸せだと言わせてみせるというポリシーを持つんですね。
ソコ・・・すんごく重要なんです。
 
この作品はね、新宿という街の裏社会の利権争いを描いた作品で暴力性も高い作品なんですが、どんな世界であろうと、タフな街で生き抜くには何が大切なのか?という部分を描いてるんですよ。
私、この映画を見て凄く心地よかったのが、園子温という人は、私なんかと同じように、昭和の良き時代の映画が血となり骨になっているなと感じさせてくれるところで、良い意味で感覚が新しくないんですね。
めちゃくちゃ喧嘩が強くてクソ度胸のある龍彦というキャラを見ていると、昔の大映映画『悪名』の勝新太郎さんと田宮二郎さんを合体させたような浪花節キャラなんですわ。
 
結局はね、人間はハートが大事なんだというこの作品ラストのフラッシュバックは死ぬほどカッコいいんやけど、野良犬のようだった冒頭の龍彦とラストの龍彦が、人間の根っこの部分でまったく同じキャラだというところが一番カッコいい。
龍彦のような王子さまがいてくれる街、とてつもない夢を感じさせてくれるね。
 
[2015年、7月14日、『新宿スワン』、TOHOシネマズ梅田・シアター8にて鑑賞]



 
 


小銭しかなく飢えて新宿をぶらついていた龍彦(綾野剛)は、数人を相手に喧嘩しているところを街の一流スカウトマン真虎(伊勢谷友介)に気に入られ、スカウトマンの道を歩み始める。
自分がスカウトした女性たちが甘い誘惑に乗り、風俗店で勤める事にピュアなハートを痛める龍彦は、自分が斡旋した女性をとことんフォローして守ってあげるんですよね。
「自分がスカウトした女は絶対に幸せだと言わせます」というのが龍彦のポリシーなんです。








龍彦の会社と縄張り争いしているスカウトマン秀吉(山田孝之)、実は過去に龍彦と因縁がある。
麻薬取引で新宿の裏社会を支配しようと野心旺盛な秀吉。
この悪役ともいえるヘタレから成り上がっていった秀吉のキャラがね、この作品のダークサイドとして凄くよいスパイスになってます。





元々は秀吉に救われスカウトされたアゲハ(沢尻エリカ)は、店で冷遇されているところを龍彦に救われ、心を通わせる。
自分が大切にしている絵本の王子さまに龍彦をダブらせながらも、裏社会に翻弄されて堕落してしまうアゲハの姿はとても哀しい。
とにかくアゲハを演じた沢尻エリカの美しさは息を飲むほどだった。








この作品で一番カッコよくていい女が、高級クラブのママ涼子を演じた山田優。
軟派な男を涼子が諌める龍彦との出会いのシーンが凄くいい。
弱い女を手篭めにして暴れている男に龍彦も言うんですよね、「男の価値を下げるな」と。
龍彦の根底にある真の男らしさという部分がね、私は凄く共感できたし、この作品にノレた部分でしたね。
とにかくこの作品の山田優は最高にいい女。







龍彦を演じた綾野剛という人、私はあまり見た事がない俳優さんなんやけど、この作品での男っぷりには惚れたね(笑)・・・。
名作『悪名』での、勝新太郎さんの豪快な強さと、田宮二郎さんの軽妙さを併せ持ったような最強キャラやったね。徹底的に弱い者に優しい。
“どうしても人の心を引きつけて動かす魅力を持つ”男が龍彦という役。
園子温監督の凄いところは、すべての俳優さんの躍動感がホンマに素晴らしい。


本当にいい男、いい女とは・・・。
「人間は顔じゃなくハートが大事なのよ」という涼子のセリフ。
では、良いハートってなんやろう?・・・という答えは、アゲハが龍彦に言ったセリフに集約されてました・・・。
「どうしてアナタはいきなり会った人にそんなに優しいの?」って。
“ソコ”ですよね・・・。






映画を見て蒸し暑い外に出ると、新宿ではない夜の梅田が広がる・・・。
まさか園子温監督が新宿の裏社会の争いを描いた映画を見て、「困った人がおったら助けてあげないとな」・・・なんて気分にさせられるとは思わんかったなぁ(爆)・・・。
あっぱれ!







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