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『ラッキー』




チラシと関西版新聞広告です。









本日(2018年4月13日)のテアトル梅田の様子です。
なんと『ラッキー』、会員サービスデーというのもあり、ほぼ満席で、半分以上が女性客。








『ラッキー』


解説:『ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ』などで俳優として活躍してきたジョン・キャロル・リンチがメガホンを取った人間ドラマ。主演を務めたハリー・ディーン・スタントン自身になぞらえて、偏屈なアウトローが人生の最後にある結論に達するまでを映し出す。ハリーの友人である映画監督のデヴィッド・リンチが主人公の友人役で出演するほか、ロン・リヴィングストン、エド・ベグリー・Jr、トム・スケリットらが出演している。


 


あらすじ:90歳の無神論者ラッキー(ハリー・ディーン・スタントン)は、いつものように一人暮らしのアパートで目を覚まし、コーヒー片手にタバコを吸っていた。なじみのバーではカクテルを飲み、常連客たちと変わらぬ時間を過ごす。ある日、彼はふと人生の終えんが近いことを実感し、死について思いを巡らせる。


 


 


 


私、『ラッキー』という映画は性格俳優ハリー・ディーン・スタントンに密着したドキュメンタリー映画やと思って観たら違った(爆汗)・・・ちゃんとした劇映画でした。
しかし、年齢的に死を意識せざるを得ない老人を描いた作品。
満員のミニシアターの場内の半分以上は、意外な事に若い女性たちやったんですが、彼女たちはこの映画から何を感じ取ったのだろうか?・・・。


 90歳の爺さん、ラッキーの日常を淡々と綴っただけの映画やったです・・・『ラッキー』は。
それは渋い良い映画。しかし、私的には面白くも何ともなかった。
それはですね、死を意識し始めた老人ラッキーが、確実に近づいてくる人生のゴールに怯え始めるというお話がベースの作品なんやけれども、結局、ラッキーがポ~ンと閃いた死生観がね、私が常日頃から想像している事と大して変わらなかったから。


 命であるとか人生の素晴らしいところ。
それはすべて平等にいつか終わるということ。
だから考えるほどに怖いことかもしれんけれども、私的にはまったく不満はないね。
ハリー・ディーン・スタントン演じるラッキーもそうみたいよ(笑)・・・。


 


[2018年、4月13日、『ラッキー』、テアトル梅田1にて鑑賞]




赤いカクテルを飲むラッキー(ハリー・ディーン・スタントン)がいつも行くバーには、逃げられたペットの陸ガメに遺産を残そうかとか考える紳士(あのデヴィッド・リンチ監督)などの常連客が集まる。









“孤独と一人は同じじゃない”という、この作品の宣材コピーは劇中のラッキーがつぶやいた言葉なんですが、気休めにしては深いですよね。
私、“孤独死”というワードと、ソレを恐れるという感覚がまったく理解できない人間なんですよ。
自分が死ぬ時に、家族とか誰か周りにいた方が良いのですか?
私はそんなの絶対に嫌です。一人で自分のペースで逝かせてほしい(笑)・・・。
親族に囲まれて手なんか握られて、体じゅう管繋がれてピコピコ音鳴ってたら、そいつらの都合とか気にして、時間やりくりして死ななアカン気がするから絶対に嫌やね(超爆)・・・。
泣かれたりするのも逝きにくいし(笑)・・・。
今、この記事書いてる横のテレビでは『火垂るの墓』やってるんやけど、主人公の少年のように、雑踏の中で行き倒れでも私は構わない。
そういうのが孤独なんやけど、みんなそうして最後が平等にくるから良い。
上等な死なんてありゃせんのやから・・・。
そんな心配無用だと、この映画のラッキーも最後に悟って笑ってた。
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