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『化身』



この記事は映画の内容案内にはなっておりません。
資料編としてお楽しみください。






チラシとパンフです。




『化身』


解説:渡辺淳一の恋愛小説、また、それを原作とした映像作品。
黒木瞳の映画主演デビュー作で、全裸も披露、また阿木燿子も大胆なベッドシーンを演じた。小説も発表時に話題を呼んだが、映画化、テレビドラマ化によっていっそうの話題を呼んだ。
渡辺淳一とプライベートな付き合いのあった岡田茂東映社長(当時)が「東映で映画化した彼の作品、『ひとひらの雪』や『化身』『桜の樹の下で』『別れぬ理由』は、僕が作品に惚れたから映画化した」と話している。
監督の東陽一は渡辺の小説のファンではないという。


 


あらすじ:文芸評論家の秋葉には聡明なフリーの記者で史子という愛人がいた。ある日、秋葉は函館の出身で鯖の味噌煮が好きという銀座のホステス霧子を強引な押しの一手で手に入れる。秘すれば花、秘せずとも花か。秋葉は秘して、秘さざる微妙さを合わせもつ霧子の中に華やかに咲く花の幻を見る。秋葉は霧子を自身の手元に置き、全力をかけて磨き始める。次第に華麗で魅力ある女に霧子は変貌していく。


 


 


 


先日、弟の運転する車で飯を食いに行ったとき、私は弟に、「お前は運転トラブルが多いから、ドラレコつけたほうがええぞ」って話をしてた。
「家に風鈴を五つもぶら下げて、騒音で近所から嫌われてた婆さんが、誰か識別できんような安もんの監視カメラで、娘と共に近所に鯖の味噌煮を投げ込んでるところを撮影された挙句、それを追求しにきた近所の住人を車ではねて逮捕されたらしいで」と(爆)・・・。
ところがですね、何事も片方の言い分で判断するのは危険ですね・・・その車で当てられたという男、まるで当たり屋まがいの行為で婆さんに因縁を付けてる様子が発覚して形勢は五分に(超爆)・・・。
どうしてそういう展開になったのかというと、鯖の味噌煮を他人の家に投げたと疑われた婆さんの娘が、近所の住人が車に当たりにくるドラレコ映像を提出して拡散させたから。


 私も大好きな鯖の味噌煮(そっちかい!)、鯖の味噌煮といえばコレしかないという、1986年の秋に公開された、ベストセラー小説の映画化が『化身』という作品です。


 私、ビデオリリースされた当時の『化身』を、友人に勧められて見たんですが、50回くらい、濡れ場ばかりを見ていた(爆汗)・・・。
大人のムードたっぷりに、藤竜也さんが阿木燿子さんをゆっくりねっちょり抱くんですよ。
かなり参考にさせてもらいました(爆汗)・・・。
大人の恋愛の部分、当時二十歳の私にわかるわけない(爆)・・・。


 渡辺淳一といえば、男目線な中年の恋愛官能小説で有名な人ですよね?
私は自分で小説書けた瞬間から、フィクションは一切読まなくなったんですが(書いてる人の心理が読めたらつまらなくなった)、書くことに長けてる人のお話って、読書好きの映画レビューと同じで、何が言いたいのかサッパリわからん(超爆)・・・。
「お前、そんな言葉を普段他人に使ってるんか?」って、単語を並べるでしょ?・・・そういう輩は。そういう意味では、官能小説は映画にし甲斐があると思いますね。
男と女が肌を合わせるという部分は理屈じゃないから。


『化身』はね、自分が惚れて磨きをかけた女に、まるで巣立つように逃げられる中年男を描いたお話。


貧乏底辺の私にはまったく縁のない世界のお話なんですが、私は銀座のホステスの変身を描いた『化身』も、フェリーニの『甘い生活』も同じ感覚で見てしまえる人間なので(汗)、カッコ悪い部分に目をやると、とても味があって面白い映画やったですね。
(やはり作者が自分の経験を切り売りしている物語はおもしろいし、そういうのは伝わる)
主人公が「鯖の味噌煮が食べたい」という霧子に惹かれたような部分に、何が言いたいのか分からない単語や語り口は必要ないのですよ・・・。







 ↑
冒頭の藤竜也さんと阿木燿子さんの濡れ場。
「さぁ、ヤるぞ!」というはっちゃけムードは皆無(汗)・・・。
確実に数回はイカせるという熟練のペースが猛烈にエロいんですよ。
このシーンはツカミなんで、当時は何度も巻き戻して見た(汗)・・・。
「藤竜也さんシブいな。俺も挿入のときに、左手で握ろかな?」とかね(爆汗)・・・。
やはり映画なんで綺麗に撮ってる。
実践だといろんなとこ舐めたおした後なんで、キスしながらの挿入はないナイ(超爆)・・・。









文芸評論家の秋葉(藤達也)は、愛人である史子(阿木燿子)がいながら、「鯖の味噌煮が食べたい」という銀座の新人ホステス霧子(黒木瞳)にのめり込んでいく。
秋葉に磨かれた霧子はどんどん洗練されていく。

私、女の乳は男が大きくするものだと思っているので、Bカップ未満の貧乳が好きなんですよ。
だからこの作品の阿木さんと黒木さんの乳はパーフェクト!
昔の大人の女性って、おばはんになるとよく乳出していたので、私は子供の頃から大きな乳は年取るとド~ンと垂れると知っていたから、そういう発想になったんでしょうね。
吉本新喜劇の桑原和夫が演じるおばあちゃんの垂れ乳とか見てるから。
巨乳って、見るからに肩こりそうで見てられない(爆汗)・・・。









当時40代半ばの藤竜也さんがシブすぎる。
当時のいい男は髭はやした人が多かったんで、私も当時は髭伸ばしてました。
私はタカラズカには詳しくないんですが、由緒ある歌劇団のトップ娘役が、女優に転身して脱ぐんやから、この作品の黒木瞳さんはかなりセンセーショナルやったと思います。
先日テレビで阿木燿子さんを久々に見たら、えらいお婆さんになっててビックリ!
時の流れを感じた。

秋葉の知らないところで史子と通じ合っていた霧子は、史子の二の舞いにはなるまいと、秋葉のもとを去る。
私から見れば、「いいやん。金があってチンコが元気なら、また違う女を探せばいい」と突き放すしかないよね、こういう男目線の映画は(爆)・・・。

「鯖の味噌煮が食べたい」という霧子の素朴さに惹かれた秋葉、恋してハートが子供返りしてる。
秋葉に磨かれて洗練されていく霧子は逆にぐんぐん大人の女、自立した女に成長していく。
仲良しだった愛犬に逃げられたような秋葉の侘しさに哀愁があったなぁ・・・。







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