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『エジソンズ・ゲーム』

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エジソンズ・ゲーム

チラシ&関西版新聞広告です。


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2020年6月20日、土曜日、TOHOシネマズ梅田の様子です。
TOHOシネマズの先売り予約が通常に戻りましたね。私のお気に入りの席がいきなり埋まっていて焦りました。
どうせ映画に行くなら、私のようにあさイチがオススメ。劇場スタッフが一生懸命に消毒した直後ですし。
『エジソンズ・ゲーム』、ぼちぼちお客さん入っていました。

『エジソンズ・ゲーム』
解説:マーティン・スコセッシが製作総指揮を務めた実録ドラマ。発明家のトーマス・エジソンと実業家のジョージ・ウェスティングハウスの電力送電システムをめぐる争いを描く。メガホンを取るのはドラマ「アメリカン・ホラー・ストーリー」シリーズなどのアルフォンソ・ゴメス=レホン。『ドクター・ストレンジ』などのベネディクト・カンバーバッチが主演を務めるほか、マイケル・シャノン、トム・ホランド、ニコラス・ホルトらが出演する。

あらすじ:19世紀のアメリカ。白熱電球を事業化した発明家のトーマス・エジソン(ベネディクト・カンバーバッチ)は、大規模な送電には直流が適していると考えていた。だが実業家のジョージ・ウェスティングハウス(マイケル・シャノン)は、交流の方が安価で遠くまで電気を送れるとして、交流式送電の実演会を開いて成功させる。それを知ったエジソンは、世論を誘導しようとする。

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この映画は我々がよく知る発明王、エジソンにまつわる事実に着想を得た物語だと。
単なる偉人伝に終わることなき、全ての歴史の教科書がこの映画のようなら、学校の歴史授業も楽しいのになと思わせてくれる“見事なすべらないエンタメ”でした。
まだ電気が家庭に普及していない、台風通過後の停電状態が当たり前の19世紀のアメリカにおいて産声をあげた、“直流”と“交流”によるプレゼン合戦を描いたのが、『エジソンズ・ゲーム』という映画。

発明家のエジソンは自らが開発した白熱電球を事業化しようとするのですが、“直流”のエジソンに対し、「“交流”の方が安く遠くまで送電できる」という実業家ウェスティングハウスの論とバッティングしてしまった。
そこでエジソンの天才ぶりを認めるウェスティングハウスは、「一度お会いして」と意見の交換を希望するのですが、プライドの高いエジソンは失礼な振舞いでウェスティングハウスを避け続けるんですね。
仕方なくウェスティングハウスはエジソンの発明の一部をプチ拝借してプレゼンしたら世に大反響で迎えられる。
エジソンは、「いくら頭の中にあっても、それを表現できなければ意味がない」という事を先にウェスティングハウスにやられてクソ面白くないわけ。
「パワー有り余る“交流”は人体に危険を及ぼす」事を証明する為の器具が処刑用の電気椅子に実用されたりで(爆汗)・・・。
結果的にエジソンはウェスティングハウスの足を引っ張るプレゼンを世間に繰り返す事になります。

やはり人間って欲があるから、発明する=特許出願して利益を守るという計算が働くので、人として大切な心の交流がないがしろになってしまう。結果、仁義なき戦いみたいになっていくんですわ(爆汗)・・・。
いくら天才が凄い事を閃いても、先に世に出したもん勝ちというシビアな世界を描きながら、こういう人たちが人間社会を発展させてきたんやでという語り口は、在宅ワークで勉強する今の学生の授業にぴったりやないかい(爆汗)・・・。

[2020年6月20日、『エジソンズ・ゲーム』、TOHOシネマズ梅田・スクリーン③にて鑑賞]


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この作品はエジソン(ベネディクト・カンバーバッチ)とウェスティングハウス(マイケル・シャノン)の両陣営にハッキリと色分けされているから、エンタメとして私のようなおバカにも優しい(爆汗)・・・。
意外に嫉妬深くて感情的なエジソンの人間性に愛想をつかしながら、その天才ぶりが楽しくて惹かれるという弟子のインサル(トム・ホランド)や、唯一、エジソンとウェスティングハウスの間を行き来するもう一人の天才テスラ(ニコラス・ホルト)の豪華な助演陣も凄く良い。
テスラは、「私の研究所では毎月小発明があり、半年に一度は大発明を生み出している」というエジソンに軽く見られた事が癪に障り、エジソンのもとを去ります。
そんなエジソン、子供に教えたモールス信号で一緒に他人の悪口を言い合うし(笑)、友好的なウェスティングハウスの招待も、なんと通過列車でドタキャンするという無礼ぶりで。
はっきりいって、この物語を見る限りでは、紳士的で冷静なウェスティングハウスの人柄に対し、エジソンはいけ好かない発明バカにしか見えない。
そんなエジソンには真似するポイントがいくつかあるのか、カンバーバッチは変な口の開け方と発音でエジソンになりきってました。
敬愛する先輩ポープの言葉、「エジソンを潰すなら正しい方法で」を貫くウェスティングハウスに対し、若き妻の命を自らの発明で救えなかったエジソンは、ウェスティングハウスを「盗っ人」「人殺し」呼ばわりして訴訟を起こしてまでこき下ろす。




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エジソンとウェスティングハウスの妻の描き方も対照的で・・・。
変わり者エジソンを見守りながら、病で命を落とす妻メアリー(タペンス・ミドルトン)・・・。
夫の苦労を知るからこそ、積み重ねた事業を売却する決心をしたウェスティングハウスに反対する妻マーガレット(キャサリン・ウォーターストーン)・・・。
私、キャサリン・ウォーターストーンは好き。『エイリアン:コヴェナント』で主役やった人ね。

エジソンの弟子インサルが惹かれるエジソンの楽しさとは、とにかくエジソンはプレゼンが上手。
自分の発明によって未来が明るいと感じさせてくれますからね。


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実はこの映画、私も見終わってから気になるところがあったので調べてみましたら、2017年の映画で、今回、日本で公開されたのはディレクターズカットなんだそうです。
なぜかこの映画の総制作を務めたハーベイ・ワインスタイン(後にハリウッドを揺るがしたセクハラ事件の当事者)が、この映画に過干渉しまくって、エジソンを良い人という印象に変えてしまったそうなんですわ。
で、監督は製作者のひとりマーティン・スコセッシに泣きついて、出演者たちの協力もあって、かなり撮り直したと。
だからこの映画には邦画『RAMPO』のように2ヴァージョンあるらしく、最初のワインスタイン干渉版は酷評されたらしい。

だから、エジソンがいけ好かない感じに描かれているのは、スタッフ&キャストの総意みたいよ(爆汗)・・・。
それでもなお、映画撮影の生みの親ともいえるエジソンは愛すべき偉人としか見えないから、ベネディクト・カンバーバッチもあっぱれ!やったね。

クライマックス、初めて万国博覧会で、中国の習字の前で顔を合わせるエジソンとウェスティングハウスの会話。
あの「隣人とのフェンス」のくだり、人類の永遠のテーマですよね。文明が発達しても、“ソコ”のテーマは不変です。

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今TOHOで猛プッシュされている予告編『今日から俺は!』
主役の茶髪の兄ちゃん、こんなヤツ80年代におった!という役者、私知らんかった。
「誰やこいつ?」と思って調べたら、賀来千香子の親戚で、賀来賢人やて・・・しかも奥さん榮倉奈々って(爆汗)・・・。

30過ぎで不良高校生役って、私はそう言うヤツむっちゃ好きや(爆)・・・。
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コメント

No title

こんにちは☆
エジソン関係の作品~公開されたら見たいデス!(^^)/
裏事情もふまえます。(^^♪

「今日から俺は」
懐かしいムードで、TVドラマを観ましたよ!
映画も楽しみです。(*^-^*)

イヴさん、毎度です。

思っていたよりもエンタメ度が高く、テンポの良い映画でした。
「今日から俺は!」って、テレビやったんですね。
懐かしい感じのする不良ドラマで。

こんばんは

コロナ前に劇場で予告は見てたんで、気にはなっていました。
後半の実は...談面白いですね。きっとエジソンは変人やったと思いますし、ディレクターズカット版が日の目をみてよかったです。

TEETEEさん、毎度です。

ちょうどコロナでムビチケの販売が真っ先に延期になった作品でした。
諸事情あってやっと日本公開という時にコロナ自粛で、まさにいかれこれという(汗)・・・。
私はなぜエジソンが嫌な感じのヤツに描かれているのかよく分からないというか知らないのですが、ラストで発明した瞬間の喜びを語るエジソン(カンバーバッチ)の表情が超最高で。

おもしそう。

取り直した裏話もあるんですね。なかなかおもしろそう。確かに発明したらそれが世の中に役に立つとか仕事になるとか考えそうだし。エジソンがいけすかないタイプになってるのも、なんか納得。「今日から俺は!!」おもしろいらしい。橋本環奈ちゃんのスケバン&聖子ちゃんカットも、なかなかの80年代で。あの頃こんな人たくさんいたなぁっておもう。

キモサベ毎度!

あの予告編で大口あけてケバいメイクの橋本環奈は最高というか、80年代の女子はあのレベルやったわ(爆)
エジソンは、伝記映画にしてはエンタメしてて良かったけれど、わたしがまあオモロイと書いたら他の映画ブロガーはボロクソに書いてるので、少し下に見られた映画なのかと悲しくなりますわ。

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