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『世界で一番しあわせな食堂』

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2021年2月23日、火曜日(祝)、なんばパークスシネマ・スクリーン②の様子です。
今日もリフレッシュする為に、モルモットたちのお墓参りも兼ねて映画鑑賞してきました。
予告編を観てほのぼのできそうだなと観た『世界で一番しあわせな食堂』、私の好みドンピシャの良作でした。

『世界で一番しあわせな食堂』
解説:『GO!GO!L.A.』などのフィンランド人監督ミカ・カウリスマキが、異なる国や文化を持つ者同士が料理を通して打ち解け合う姿を描くヒューマンドラマ。中国から恩人を捜しにフィンランドの田舎町にやってきた料理人が、料理を振る舞い、食堂を経営する女性や常連客と親しくなっていく。出演は、アンナ=マイヤ・トゥオッコ、チュー・パクホン、カウリスマキ監督作『ヘルシンキ・ナポリ/オールナイトロング』などのカリ・ヴァーナネンなど。

あらすじ:フィンランド北部の田舎に中国・上海からやってきた料理人のチェンとその息子。彼らは恩人を捜してフィンランドまで来たのだった。しかし恩人を知る者はなく、食堂を営むシルカはチェンがそこで働くことと引き換えに恩人探しに協力することを約束。人々は見慣れない料理に戸惑うが、口にしてみるとそのおいしさを認め、食堂は評判に。常連客とも仲良くなっていくチェンだったが、帰国の日が刻一刻と迫ってくる。


えふふぃ0 

本当に見たかった映画の公開が大阪は遅れていると知り、急遽、その穴埋めで観た2019年の映画『世界で一番しあわせな食堂』は、野生のトナカイが生息する森やゴツゴツとした岩山を湖面に映し出すアタマの大自然の映像だけで、もう私は瞬殺されましてね!
もうこれは素晴らしい映画だと直感した。
フィンランドの田舎町。バス停の前で、女一人で食堂を営むシルカ(アンナ=マイヤ・トゥオッコ)のお店は、老人たちを中心とした地元の人達の憩いの場になっている。
そこへ、小さな息子を連れた大変礼儀正しい中国人チェン(チュー・バック・ホング)が訪ねてくる。チェンは上海の高級店で働いていた一流の料理人で、ヘンテコな名前の恩人を捜しているという。
店にいる客全員に、丁寧にお辞儀をして片言の英語で恩人の名を連呼するチェンは、シルカの好意で息子と共に食堂の離れを間借りする事になります。

翌日、中国人観光客の団体が店に押し寄せてきたのですが、マッシュポテトとソーセージしか出せないシルカは大慌て。それを見たチェンは機転を利かせ、中国の鶏肉スープでもてなして好評を得る。その事がきっかけで、シルカは地元でチェンの人探しを手伝う代わりに、チェンもシルカの食堂を手伝う事になります。
口コミで旅行客が来るようになったシルカの食堂は大繫盛。最初はチェンの存在と料理に否定的だった地元の老人たちも、チェンの中国料理の虜になっていく。
チェンの料理には漢方薬が含まれているから、地元の老人たちは健康になり、元気になるから映画『コクーン』みたいになっとるのよ(笑)・・・。
しばらくして、結局チェンの恩人は亡くなっていた事が分かり、チェンの息子もプチ反抗期とホームシックをこじらせてしまうのですが、シルカの親切にほだされた親子は食堂での滞在を延ばすんですね。しかし、遂にチェンのビザが切れる日がやってくる・・・。

最近は関西人以外でも、「餃子の王将」と「大阪王将」の違いが分かるくらい、中華料理って日本の食文化でも切っても切れない存在。そんな中国料理が、フィンランドの田舎の人々まで魅了するという心温まる物語なのですが、シルカとチェンのバックボーンを小出しに見せていく人間ドラマも、国籍や文化を乗り越えて打ち解け合う物語でグイグイ引き込まれていきます。
武道家のオーラを湛えたジャッキー・チェンのようなチェンの人柄も魅力的なんですが、丸みを帯びた女性の優しさですべてを包み込んでしまうシルカの女性像も、神秘的な田舎町の風情に負けず劣らずで良い!
この映画は中国の医食同源と映画のマジックが溶け合った、超ハッピームービーです!

[2021年、2月23日、『世界で一番しあわせな食堂』、なんばパークスシネマ・スクリーン②にて鑑賞]



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この映画をザックリ言うと、あの名作映画『バグダッドカフェ』と、高倉健さん主演の『遥かなる山の呼び声』の明るい部分だけを足して割ったような感じ(汗)・・・。
まず、誰に対しても深いお辞儀から入るチェンのキャラが良い。それだけ礼儀正しく誠実そうだと、人はこの人の為なら力を貸してあげたい気持ちになるでしょう。
この映画が上手いのは、治安が良いのであろうフィンランドの田舎町の、のほほんとした空気で見る者を和ませながら、女手一つで食堂を営むシルカと、シルカが受け入れたチェン父子の素性を後半まで謎めかして牽引したところ。





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チェンの息子がスマホばかりして暗いのは、実はチェンの妻でもある母親を事故で亡くした直後だから。

そういう事情が、惹かれ始めるシルカとチェンの恋心にもブレーキをかけていてスリリング。
私的には、おもいっきり洋食のフィンランドの人たちが、中華料理にハマるという展開も意外かつ納得。
この映画はチェンの人柄を通して、中国人や中華料理の医食同源の素晴らしさを再認識できる。
田舎町の老人たちは美味しい料理で元気になり、生理痛や胃の不調に悩む女性からもチェンの料理は大人気。
「お茶やお湯は沸騰させてはいけない。80℃で」「スープであっても、噛むようにゆっくり味わって」等、健康の源である食に関するトリビアも満載。
「糖質と冷たいものは痛みのもとだよ」とは、チェンが授けてくれたこの映画の金言でした。



世界でおり 世界でしめ 

この映画では遺産相続で手に入れた食堂を一人で守るシルカを演じたアンナ=マイヤ・トゥオッコという女優さんがめちゃくちゃ良かった。別に若くて凄い美人というわけでもないのに(失礼)、その丸みを帯びたフォルムといい(爆汗)、優しい佇まいといい・・・。(年いくほど、女はケツだと思う(汗)・・・)
物語が進むうち、女性の魅力がグングン増してくる。映画『遥かなる呼び声』の倍賞千恵子さんを彷彿とさせる。

私もそうなんやけど、年いってくると、食べ過ぎたらアカンのに、食べる事しか楽しみなくなるし、美味しい料理が一番幸福感に直結してるような気がする。
この映画、ほんわかハッピーな気分になりたい人には超オススメ! 素晴らしい映画です!
世界で一番しあわせなポップ
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コメント

ぽかぽかだね

この映画いいね、フィンランドで、中華料理とは!!いい感じ。ゆるく、おいしく、あったかく、またやさしさも感じる、これはみたらぽかぽか気分になれそうだね。
兄貴もいろんな映画を引き合いに出してたけど、私は読んでて、かもめ食堂みたいだなとおもったよ。ちょっとテイストちがうか?
女はケツ…精進します(笑)

キモサベ毎度!

この映画はおもいっきり私の好みで、今年のベストに入るかもしれん。とても優しい良い映画でした。
やっぱ中華料理のあの感じって、和食同様、ワールドワイドに受け入れられるんやね。ソコ感心したわ。
「かもめ食堂」は知らんねんけど、ちょっと違うかも(爆)・・・。
キモサベは彼氏に聞いてみ、「私の体でどこが好き?」って、彼氏は言葉を詰まらせケツをむんずと・・・。女はピッタリした服でラインを強調したほうが
絶対にモテる。外国人の女性はみんなピチピチ穿いてるでしょ?

No title

ゾンビマンさんの記事読んだときは観に行く予定じゃなかったからあまり熟読していなかったのですが、あらすじお上手ですよね。
シルカさんのある意味美人じゃないところが観客が共感しやすいのかなぁ~。
かもめ食堂でももたいまさこさんとか小林聡美さんだったもんね。
バグダッドカフェでもマリアンネ・ゼーゲブレヒトさんだもん。
ハートフル作品は美女すぎると嘘くさくなるのかもね。
で、私もこの映画、大好きになりました(^^)

ぽんぽんさん、毎度です。

ハハハ・・・。
そう、基本私の新作レビューなんて、観た人が読まないとわからないんですよね!私はネタバレを避けて書く傾向やし。
ご覧になったんですか?!
これ、すんごく良い映画ですよね!
そうそう、映画的におなごは丸いフォルムで見せた方がグッときます(汗)・・・。
これ、あの中国人をもう少し若い頃のジャッキー・チェンがやられていたら面白かったやろなと思いました。  
久しぶりに中国人の良い所を見せてもらえた作品でした。

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ゾンビマン

Author:ゾンビマン
大阪の映画ファンです。資料・画像を中心に映画を紹介するつもりが自分語りしてたりするからご用心を・・・。

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