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映画『一条さゆり 濡れた欲情』に見る今昔物語。

 前記事、映画『一条さゆり 濡れた欲情』でも触れましたが、低予算で作られた映画なので、数少ないロケはもっぱら一条さゆりさんの引退興行が行われた「吉野ミュージック」のあった、大阪・福島区周辺に限られたそうなのですが・・・。
おもいっきり私の地元ですので、今昔物語にして見比べてみましよう。
ローカル記事ですので、興味ない方はスルーが賢明です。


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路面電車が走るタイトルバック。
こちらの風景については後ほど触れます。



72-1

こちらの路面電車、「野田ー天六(天神橋筋六丁目)」間を運行していた阪神電車・北大阪線というそうです。
今回抜粋したシーン、すべて映画『一条さゆり 濡れた欲情』公開時なので、1972(昭和47年)の風景です。
パッと見た感じ、地元の人間でも、私のようなアラフィフ世代以上の人にしかわかりません。
上記画像の現在(この記事の現在風景はすべて、2021年3月17日撮影のものです)を見てみましょうか。


吉野6

阪神電車・野田駅裏手、ウィステ側。今はバスターミナルになってます。
やはり左サイドに写る阪神電車の高架と、奥のガード下に名残りがあります。
映画ではヒモにジェラルミンケースを持たせたはるみ(伊佐山ひろ子)が降り立つ場所ですね。


72-3

懐かしい!
昭和時代(1972年)の阪神電車・野田駅。
ちなみに関西では乗り入れる駅名に同じ名前を付けるので、阪神電車・野田駅の他に、JR野田駅に、大阪メトロ・野田阪神駅があります。
注目すべきは、駅前を通る車が見えますね。ここはそばに高速道路が出来た事で道もかなり変わるんです。
私がこちらに住むようになった1977年以後に、左サイドにマクドナルドがオープンし、今も殆ど同じ場所にあります。
私が淀屋橋の喫茶店でアルバイトをしていた頃、私が一人暮らししていたアパートで怪現象が頻繁にあり、同僚が「ワシが見たる」言うて、霊能者でもないのに泊まりに来たんですよ(汗)・・・。あくる朝、アパートのあった西九条からこちらの駅まで二人で歩いて来て、信号待ちしてたら、ご覧のように右から左へ進行する車にはね飛ばされたライダーが、私と同僚の前の道路まで飛ばされて来て落ちた。私、生まれて初めて公衆電話から救急車を呼びましたがな・・・。
駅前にある「パリ」の看板、超懐かしい!「パリ」とはこの駅の裏手にあった、大きなラブホテルです。


吉野3 (1)

こちらが現在の阪神電車・野田駅。
右奥にウィステ、突き当り奥に阪神の本社ビルが見えてます。
伊佐山ひろ子演じるはるみは、駅をくぐって手前に歩いてきましたね。
ご覧のように、現在では駅前に車が走れる道路はなく、少し離れた所に北港通りとして道路が繋がっている。



72-4

はるみは「吉野ミュージック」へやってきます。
わが町、福島区・野田というところは、おもいっきり下町で、こちらの周辺なら「大開」と「吉野」に分かれている。
ちなみに、「吉野ミュージック」は「大開」に位置します(笑)・・・。
この場所の特異性は、次の現在の写真でよくわかると思うのですが・・・。


吉野1

実はですね、このひとつお隣の筋は町のメインストリートでもある商店街が長く貫いているのですが、「吉野ミュージック」は裏側のひっそりとした住宅地の中にあったんですよね(汗)・・・。
私の友人まゆげが、この近くのアパートに住んでいて、裏にあった銭湯を覗いていたし(爆汗)・・・私のリアル映画友のY君の実家も、この近くの町内です。



吉野2

こちらも現在の画像ですが、駅から吉野ミュージックへ向かう方角の眺めです。
ですから、ストリップ劇場に入るのにひとめが気になる人は、入りやすいというか、あまりに静かな住宅街の中なので、かえって不気味やったかも。でも、今でもある松島遊郭だって、周囲はおもいっきり住宅街ですからね(汗)・・・。
ちなみに、私の上司は同じ地元の人で、私とは小中学校の先輩にあたるのですが、若い頃、ちょうど『一条さゆり 濡れた欲情』の頃は暴走族やったらしく、友人とよく「吉野ミュージック」に行ってたらしい。
上司の友人は「マナ板ショー」の時に舞台にあがって友人たちの前でいたしたそうです(超爆)・・・。「酔った勢いでいきよってんけど、必死で腰振ってたわ。つうか、よう起つわ」って(爆汗)・・・。



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コレ、映画の終盤ではるみが阪神・野田駅前を通過するシーン。


吉野4

現在で一番違うのは、野田駅前の上を走る高速道路があるかどうかなんですよね。
こちらの駅の下、マクドナルドが出来た頃には吉野家もあったんですがね。
やはり映画の1972年の方が、高速道路がないぶん、駅前に解放感があります。
ちなみに、はるみは駅前を通って「吉野ミュージック」へ向かってるというシーンなのですが、ちゃんと方角は合っています。


吉野7

阪神電車・野田駅の反対側。
冒頭のタイトルバックで路面電車が向かって来た方向。
野田から海老江方面経由で路面電車は走っていたようです。
ちなみにこちらのエリアは、私が中学生の時に新聞配達をしてたエリアです。
この道を、その海老江方面に直進すると・・・。


海老江

こちらの海老江の交差点を道なりに進むと、「中津」を通って梅田の端っこにでます。凸版印刷のある道やね。
そのルートは、私がテアトル梅田のあるロフトや梅田芸術劇場の方向へ行く道とまったく同じです。
この交差点を右へ行けばシネ・リーブル梅田のある梅田スカイビルがある大淀区、突き当りは大阪駅です。
路面電車はその梅田の端っこから、天神橋筋六丁目まで走ってたんですね。今はすべてバスに代わっています。
こちらの交差点近辺は最近タワマンが乱立してすんごく開発されて、住んでる人種まで変わってきてキモい(汗)・・・。
この交差点名物やった歩道橋も撤去されて。
ちなみに、左サイドにある鉄工所に、若い頃短期間、私は勤めていた。
その会社の娘と結婚したという男が経営してたんですが、夫婦揃ってすんごく愛想なくて。とにかく朝いちばんがとびきり不機嫌で、こちらが挨拶しても返してくれんから、そのまま言うて辞めた(爆汗)・・・。



72-6

最後に、映画ではるみが淀川に飛び込むシーンがあります。このシーンでは監督の神代辰巳さんが伊佐山ひろ子さんに酷く冷たかったらしいのですが(汗)・・・。
多分ね、この場所はスポーツ施設「ラサ」があった近くの堤防ですわ。こういうボートとか釣り餌を売ってる小屋があった。
奥に見えてる橋が43号線と、今の阪神・なんば線。



淀川2淀川3

実は今、2号線の淀川大橋周辺が大工事中で、なんと43から2号線までの堤防沿いが通行止め・封鎖されてました。
この現在の画像は2号線の橋の上から撮ったもので、見えているのは阪神本線の橋です。
はるみが飛び込んだのは、見えている橋と、その向こうに見えている橋の間です(爆汗)・・・。



たまたま映画のロケ地が私の地元ということでしたが、名作映画のロケ地の約半世紀後の姿というのは、なかなか見れないと思うのですが(笑)・・・。

ご清聴ありがとうございました!
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コメント

No title

こんにちは~☆

町もどんどん変わってしまうので
映像作品で見ると、懐かしく思いますよね!

昔のことを知ってると
すごく貴重な宝物を持っている気がしますよ。(*^^)v

イヴさん毎度です!

以前も書いたんですが、私が住んだところってしぶとく変わらないところが多いのですが。
今回の映画での半世紀前の映像には嬉しくて驚きました。
また、私的には半世紀前の時代、風景がたまらなく魅力的なんです。公害だらけやったんですが。

すごいね

あらまぁ、地元が、撮影に使われたなんてすごいね。しかも、現在との比較ができるのも、兄貴ならでは!って感じで。タイムマシーンでいったり来たりしてる気分が味わえて面白い記事でした。舞台にあがっても、萎えないんだね(笑)それもすごいよ。赤血球さんたちが海綿体に流れ込む興奮が、なんかその場の熱狂的なものを感じるなぁ。

キモサベ毎度!

さすがキモサベ、ティンティンの仕組みと構造に詳しいな。「任せとき」という気迫がみなぎっとる(笑)
私が今の地元に来る前の風景が映画に収められていますが、名残りあるから凄く懐かしいし、驚きました。
最後の淀川あたりは今も殆ど変わらんもんね。
いつもコメントありがとうございます!

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Author:ゾンビマン
大阪の映画ファンです。資料・画像を中心に映画を紹介するつもりが自分語りしてたりするからご用心を・・・。

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