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『AVA/エヴァ』

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2021年4月18日、日曜日、梅田ブルク7の様子です。
私は朝9時からの映画を観たのですが、30分前に着いて、シネコンはすでに賑わっていました。
『シン・エヴァ』はまだまだお客さん入ってますね! 私は全然違う『エヴァ』を観たんですが(汗)・・・。
お客さん30人以上は入ってました。
こちら、梅田ブルク7の2番シアターは、シネスコ・ワイドになっても天地が縮まないので、大画面で楽しめるのが良いのと、相変わらずここは音が抜群に良い。大阪一です。難聴の私が銃声で飛び上がりそうになる爆音やから。



『AVA/エヴァ』
解説:裏社会に生きる女暗殺者が、ある出来事がきっかけで組織に反逆するサスペンスアクション。自らの存在意義を追い求める暗殺者を『ゼロ・ダーク・サーティ』などのジェシカ・チャステインが演じ、『ジョン・ウィック:チャプター2』などのコモン、『マルコヴィッチの穴』などのジョン・マルコヴィッチ、『聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア』などのコリン・ファレルらが共演する。『ヘルプ ~心がつなぐストーリー~』でジェシカと組んだテイト・テイラーがメガホンを取った。

あらすじ:美貌と知性、圧倒的な戦闘能力を兼ね備えた暗殺者エヴァ(ジェシカ・チャステイン)は、組織の指令通りに任務を遂行しながらも、標的の殺害に疑念を抱いていた。ある日、彼女は極秘の潜入任務に臨むが、正体がバレたことで敵と銃撃戦になってしまう。何とか生き延びるも自分を陥れようとする存在を疑うエヴァは、組織への不信感を募らせていく。その一方で、組織の脅威となった彼女は最強の殺し屋サイモンに命を狙われる。

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この映画の冒頭のパリのシーン。空港へイギリス人を車で迎えに行く美女エヴァは、入念に口紅を塗り直し、相手を座らせている後部座席へ移動し、舌足らずなキャンディーボイスで相手を誘っているフリをしながら、「あなたいったい何をしたの?」と銃を向ける。
「人は最期の時に幸福かどうかわかる」という誰かの格言を添えて。
エヴァが必死に命乞いする男を射殺する様子を、少し離れた場所から盗聴している美人ライダー。
そんなエヴァの生い立ちを数々の身分証と共に映し出すタイトルバックも、人間だから完璧ではないという殺し屋エヴァのキャラと、この映画の制作者の一人であるジェシカ・チャステインの心意気を表しているようで、見終わって振り返ると秀逸なんですよね。

続いてサウジアラビアに飛んだエヴァは、殺しの際、簡単に包囲されて死にかけた事から、自分が所属する暗殺組織に不信感を持つ。エヴァは若くしてアルコール依存症になって人生を踏み外した事により、身内に何も告げず軍隊に入り、そこからの流れで訓練された殺し屋になった。
師事したデューク(ジョン・マルコヴィッチ)はエヴァに休息を勧めながら、自分の一番弟子であり、今や組織のトップになったサイモン(コリン・ファレル)に探りを入れます。
エヴァは組織から禁じられていたターゲットとの私語を犯したので、実は任務にかこつけて命をサイモンに狙われていて、それを阻止しようとしたデュークを殺された事により、エヴァはサイモンとの対決の時を迎える・・・というお話なのですが・・・。

この映画が面白いのは、エヴァの家族との描写がふんだんにあるんですわ。全然エヴァはミステリアスちゃうねん(笑)・・・。
8年間エヴァが家を空けている間、母に内緒で浮気していた父親は死んでおり、妹ジュディ(ジェス・ワイクスラー)は、自分の元恋人マイケル(コモン)と同棲していて、母親(ジーナ・デイヴィス)は、心臓を悪くして入院していた。
で、ちょいワル黒人青年のマイケルが街の違法賭博場で借金している事を突き止めたエヴァは、殺し屋謹慎中にそのスキルを使い、賭博場の女傑(ジョアン・チェン)率いるチンピラたちを叩きのめしてしまうという(超爆)、自分の思う型にハマっていないと映画をけなす幼稚な映画ブロガーがそっぽを向くような展開が半分を占める(超爆)・・・。
私的にはね、そんな穴の開いた靴下みたいなこのアクション映画が、人間臭くてツボに激ハマリでして。
映画とは楽しむもので、論破できるかどうかなんてクソ喰らえ!という、映画本来のエンタメ性の良さを再認識させられた。ジェシカ・チャステインよ、あっぱれです!

[2021年、4月18日、『AVA/エヴァ』、梅田ブルク7・シアター②にて鑑賞]


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この映画は豪華キャストそれぞれにちゃんと見せ場もあり、バランスも良い。
すっかり枯れたマルコヴィッチは物語に温もりを与え、「お前、そのゲジゲジ眉毛生きとんのんちゃうか?」と言いたくなるコリン・ファレルが最高のイキりを見せてくれる(笑)・・・。
で、1980年代後半から活躍していた女優二人が見事に華を添える。裏社会の女傑を演じたジョアン・チェンと、すっかりお婆さんになってビックリしたジーナ・デイヴィス。
私、シネラマОS劇場で映画『ザ・フライ』を観たとき、ジーナ・デイヴィスがストッキングを脱ぐシーンに猛烈なエロスを感じ、カチカチに勃起してたのが懐かしい(爆汗)・・・。
で、病人の役なので長身のジーナ・デイヴィスが立ち上がる事はなかったんですが、主役のジェシカ・チャステインが小柄なんだと、この映画で気づきました。



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殺し屋にもピンからキリまである。キレッキレの凄腕やからって、完全無欠と決めつけるのは野暮。
「そりゃあ、殺し屋にだって家族もいる。自分の家族には幸せになってほしい」という部分を、ジェシカ・チャステインは伝えたかったのかも。だからエヴァは殺す相手に聞く、「最後だから聞かせてよ。殺されるような、何をしたの?」って。
この映画はむちゃくちゃかもしれんが、私は人間が作る映画なんてものに間違っても完璧なんて求めませんから、ちゃんと面白くなる理由に溢れたこの映画は十分に楽しめました。
「そんなんありえへん」となった時点で、その映画を認めたくなくなるという映画ファン、多いね。
では、本当の世の中って「ちゃんとありえる」方向で動いているか?それはありえへん(爆)・・・。

昔、黒澤明監督が親友の本多猪四郎監督のゴジラシリーズを見て、「怪獣が来るのに、荷物まとめて逃げる人を交通整理する人がいるなんて考えられないけど、ソコが猪さんの良心なんだよね」って。映画を知り尽くした人の金言やと思います。



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地元へ帰ると、我が町の花に指定されている「野田ふじ」が綺麗に咲いていました。



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コメント

おじゃまします

現在猪四郎監督の人柄と特徴?に興味津々です。
凄腕女性工作員ってワクワクしますよね。いつか観るのが楽しみです。

ムービーさん毎度です。

私はジャンル映画を自分で選んで見ておいて、ありえないとか重箱の隅をつつくような細かいツッコミを入れるようなレビュー世界にはついていけないという記事でもありました。
そういう人がやたらと多いので。
凄腕の殺し屋にも穴はあるよという、地に足のついた人間アクションでした。

なるほどね。

最初、暗殺者と読んで「あー、謎の女系、組織から追われるパターン」と思ったよ、間違いではないが。いい裏切られ方だな。家族のために、任務以外の敵を倒しちゃうとか、完璧じゃない部分があったりするのとか、人物像が肉厚になるから好きですわー。おもしろそう。人物像がしっかりしてくると、そのセリフの意味が変わってくるのがなかなか憎いね。

キモサベ毎度!

もうありきたりな題材なんやけど、そこは千差万別という語り口が面白かったですね。
ジェシカ・チャスティンは恰好つけずにひとりの女性像で勝負していましたし。
ジーナ・デイヴィスが近所のおばはんみたいになっていて、それはそれで一緒に生協でも頼もうかと妄想したで(爆汗)・・・。

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Author:ゾンビマン
大阪の映画ファンです。資料・画像を中心に映画を紹介するつもりが自分語りしてたりするからご用心を・・・。

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