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『ハンバーガー・ヒル』

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今回のリバイバル公開におけるチラシです。
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初公開時のチラシ&パンフです。

F犯広告

初公開時の関西版新聞広告2種です。東京で言う日劇チエーンでの公開でした。
ちなみに、10月3日から公開劇場が変っていますが、『ハンバーガー・ヒル』を押しのけて封切られたのが、偶然、今「午前十時の映画祭」で上映されている映画『アンタッチャブル』でした。



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2021年4月19日、月曜日、シネ・マート心斎橋の様子です。
シネ・マート心斎橋の月曜メンズデーに、帰宅・仮眠後に行くという最近のパターンで。
ロビー展示を見ると、ゴールデンウイーク中に限定公開される『サスペリアPART2』にワクワクします。ちゃんとロビーにチラシもありましたが、同じ期間に上映される『フェノミナ』の宣材はありませんでした。
映画『ハンバーガー・ヒル』、お客さん私と女性一人を含む6人でした(汗)・・・。
場内で立ち上がっている男性、入場特典を手に取って凄く喜んでおられた。その気持ちよくわかります。


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入場特典のB5プレスと、希少柄チラシです。
こういう特典は嬉しいですよね。観に行った甲斐がありました。

『ハンバーガー・ヒル』
解説:南ベトナム937高地、簡単に挽き肉にされてしまう事から“ハンバーガー・ヒル”と呼ばれるようになったその丘の攻略を目指して進撃する米軍部隊を、ドキュメンタリー・タッチで淡々と描いたベトナム戦争映画。
1987年に劇場公開され、キャスト等ほぼノーネームにもかかわらず年間洋画配給収入ランキング第13位を記録、ベトナム戦争の壮絶な局地戦を胸をえぐる迫真のリアリズムで描いた地獄の戦争映画『ハンバーガー・ヒル』が約34年ぶりに4月16日(金)よりシネマート新宿ほか全国順次公開されることが決定(キングレコード提供、コピアポア・フィルム配給)。“あの丘を奪れ!”のキャッチコピーに合わせ、舞台となる悲惨な丘の急斜面を強調した新たなキービジュアルも同時に解禁された。



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私の手元の資料を見ますと、この『ハンバーガー・ヒル』という映画、私は1987年9月19日に南街劇場で観ています。
当時は春のアカデミー賞にて映画『プラトーン』がオスカーに輝いた影響で、ベトナム戦争映画ブームが巻き起こっており、私的には内容が似ていて、後出しみたいに公開された『ハンバーガー・ヒル』にそれほど感度はなかったんですが、秋にちょうど『プラトーン』がアンコール上映されたとき(ちなみに同時上映は『ターミネーター』)、『ハンバーガー・ヒル』を立ち見で観たという友人を誘って劇場で『プラトーン』を見せたら、友人は「どっちも同じやん。俺はハンバーガーの方が愛着あってええわ」って、「どんな愛着じゃ!」言うてね(爆汗)・・・。
私はベトナム戦争でのアメリカの恥部を分かりやすくドラマ構成した『プラトーン』と、ドキュメンタリー・タッチの『ハンバーガー・ヒル』が「どっちもどっち」と言った友人の感想に当時はかなり反発を覚えたものですが(爆汗)、今回、約30数年ぶりに再見した映画『ハンバーガー・ヒル』、初公開時に観たときより、100倍面白かった。

冒頭、いきなり爆風で飛ばされたアメリカ兵が、破れた腹から出た内臓を抱えて落ちてくるという、ショッキングな戦場最前線のシーンから始まるのですが、すぐにアダム軍曹(ディラン・マクダーモット)率いる小隊のメンバーが、ベトナムの村で地元民たちと共存し、英気を養っているシーンに変わります。
この映画は淡々と、そんな緩急・静と動の繰り返しなんです。
やはり階級や人種でまとまりのない小隊に、要らない装備に包まれた初々しい新兵が配属されてくる。彼らの衝突を繰り返す日常が描かれるのですが、中盤からは、そんな彼らが戦略上の重要ポイントである“エイショウ・バレイ”と呼ばれる937高地、別名“ハンバーガー・ヒル”に挑む様が延々と描かれる。

少し攻めては進んで下りを1日に何度も繰り返し、アメリカ兵たちは丘を日々少しずつ登っていく。日々戦死者を出す彼らは、本部からは「攻撃が手ぬるい」と罵られ、兵士たちはベトナム戦争に反対する世論に巻き込まれ、本国からも総スカン喰らっているという姿が浮かび上がってくる。
「周りがあなたたちを非難しようと、私はあなたの帰還を信じてます」という新妻の手紙に落胆するジョー(ティム・クイル)や、古参兵の、「一時帰国したら子供と妻の待つ我が家のトイレに知らない男がいやがった。俺は何も言わずに酒場に行って、そこからここへ戻ってきたよ」という彼らは、厳しい戦局をくぐり抜け、“国の鼻つまみ者”としてひとつにまとまっていく。
やがて大勢の仲間が死に、木々に覆われていた丘がですね、最後にはみんな吹き飛ばされてはげ山になっているという壮絶さ。

で、そんな彼らを描写したこの映画は何を言いたいのか?
この映画は、そんな彼らを忘れずに、抱きしめてあげてほしいと。
今回再見して、「さすが、今頃再上映されるだけのことはある」と、あらためて完成度の高さに唸りました。

[1987年9月19日、『ハンバーガー・ヒル』、南街劇場にて観賞]
[2021年4月19日、『ハンバーガー・ヒル』、シネ・マート心斎橋②にて鑑賞]


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この映画のラストと新妻の手紙で印象に残るジョーを演じたティム・クイルって、90年代以降のフィルモグラフィーがないので、引退したのかな?
この映画で印象的な残酷描写は、機銃による至近距離からの顔面粉砕。あと、CGがまだ使われていない時代の戦闘シーンの迫力はすさまじい。
あと、ラングィリとかなんとか、ややこしい名前の兵士が、“アルファベット”と呼ばれてるのがアメリカンでおもろいね。


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キャストのなかでは、ディラン・マクダーモットとドン・チードルが後に売れっ子になりました。
黒人のドクを演じたコートニー・B・ヴァンスも、今だに渋いバイプレーヤーとして活躍されている。
私はこの作品、テレビ放映時と、ビデオリリース時にも見て、さすがに各キャラを覚えてから再見してるから、今回は頭を使わずに鑑賞できたのが、この作品の本質を楽しめた原因やと思います。
劇中、呑気にラリってばかりの青年将校が、ベトナム人女性から「戦争好きのアメリカ人が戦争するから」と言われ怒るシーンに、猛烈にこの作品のテーマ、兵士たちのやり場のない憤りの本質が表れていたと思います。









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コメント

初めまして!

初めまして。ゾンビマンさん。
いつも拝見しております。
ゾンビマンさんの感想に共感したり、そうなのか~と突っ込んだりしながら読んでおります。
私は「ハンバーガーヒル」は見た事はないのですが…ティム・クイルが気になってググったら、
お亡くなりになっていました。
https://en.wikipedia.org/wiki/Tim_Quill
2017年9月25日に54歳で癌で亡くなったそうです。

私も機会があれば見てみたいと思っています。

マクノスケさん、コメントありがとうございます。

自分がいつも観覧させていただいている人気ブロガーの方からコメントいただけて感激ですわ!
突っ込んでくださいよ(笑)・・・。
ティムさん、なんと最近お亡くなりになったんですね。なおさら俳優としてのキャリアがぶつ切りになっているのが気になりますね。
良い印象を残す顔立ちの人なのですが。

こちらこそ今後もよろしくお願いいたします。

内臓系…(汗)

冒頭のシーンが、インパクトすごいね。でちゃった内臓抱えてるって…(汗)プラトーンの後、私も何本かベトナム戦争映画みたなぁ。しかしこれはみてないです。ベトナム戦争って、アメリカンにとっては、大きな出来事。内外で、様々なことがあったし、未だそれを原因とすることが起きたりするのよ。
だから反戦のために、こういう映画ってつくられがちだけども、この映画は違う意味でつくられてんのかな。「現地は、こんな地獄だよ、どうよ!」的な演出がすごく有効な気がする。いいわけの理由というか、現実を納得するために。これが公開された当時のほうが影響を未だ受け続ける人は多かったのだろうしね。また、シネマートだ。本当にいい映画のチョイスするなぁ、シネマート。

キモサベ毎度!

この映画は計算されたドキュメンタリー・タッチが程よく効いていて、人間ドラマ的には一歩引いて冷めた感じなんやけど、戦闘シーンの迫力とのメリハリが良いですね。
ビックリするくらいシンプルなんやけど、当の兵士たちだって、よくわからないまま戦地へ送られ、気づいたらあの世行きという、ソコをリアルに見せたかった映画やと思う。迎え撃つベトコン側も、アメリカ兵は迷惑やのにね(汗)、ソコを無視しているのがアメリカなのですよ。

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