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『0課の女 赤い手錠』のソコが凄い!

久々に個人的映画書庫、「この映画のソコが凄い!」を更新します。
前記事である鈴木則文監督の追悼記事を書いていて、東映のプログラムピクチャーにこんなオモロイのがあるよって脳裏に浮かんだ作品を、私ゾンビマンが褒めちぎります(汗)・・・。
 
 

1974年度公開の東映映画、『0課の女 赤い手錠』
この作品、私がブログを始めた頃に一度記事にしています。
まず、1974年頃の映画界は、一番映像表現が自由やった時代で、映画界が不況になっていくほど、その表現はどんどん過激になっていた時代なんですね。
低予算で制作されるプログラムピクチャーは、昭和の映画職人の腕の見せ所やったわけです。
『0課の女 赤い手錠』という作品、原作は当時の人気漫画やったらしいんですが・・・。
私流にこの作品を説明すると、女刑事が主人公の007みたいなお話を、おもいっきり無茶苦茶な東映のダシに漬けた後、発酵させたような映画なんですよ(爆汗)・・・。
 
 
 

昭和の東映の映画って、主演スターの歌う主題歌がタイトルバックに流れるパターンが多かった。
この映画のまず"ソコ"が凄いのは、元々歌手志望だったという主演の杉本美樹の歌が凄い(汗)・・・。
演技のセリフ棒読みと同じく、妖しい棒読みの歌唱に、まず耳が脱臼しそうになる(超爆)・・・。
 
 
 
 

次期総理大臣候補の南雲(丹波哲郎)の娘が、「ヨコスカの玉ころがし」という出所したばかりの愚連隊にさらわれた(爆)・・・。
南雲はね、なんでよりによって玉ころがしとかいう連中に娘が誘拐されなアカンねんと憤るわけ(笑)・・・。
しかも恥ずかしいから公にしたくない(爆)・・・。
そこで南雲は、秘密捜査官である零(杉本美樹)に、娘を救う為のおとり捜査を任命する。
丹波哲郎さん演じる南雲という男からしてむちゃくちゃ(汗)・・・。
目的達成の為には手段を選ばない。
いつもの丹波口調で、「どのような方法でも生きたまま娘を連れ戻し、そのすべてを極秘にするように」と。
 
 
 
 

これ、秘密捜査官・零の赤い警官グッズ(汗)・・・。
このチープ感も凄いですよね(笑)
こんなん、下町の駄菓子屋さんに行ったら100円ぐらいで売ってたで(超爆)・・・。
それを赤く塗っただけ。
 
 
 
 

零は誘拐犯グループが潜伏するスナックに、囮捜査のため潜入することに成功するんですが・・・。
零を信用しない犯人グループは、零をいきなり拷問するんですが、零は口を割らない。
ハイっ! この映画はここからが凄い。
スナックのママ加津子(三原葉子)は、「アタシに任せてみな。女には、女にしかわからないツボがあるんだよ」みたいな事を言い放って零を責める。加津子の方法とは・・・。
なんと加津子は素っ裸になって零を愛撫し始める(爆)・・・レズビアン攻撃(超爆)・・・。
それ以前にね、加津子って、いつもどんぶりを小脇に抱えてラーメンライス&餃子を食ってるんよ(超爆)・・・。
そんなスタミナの塊みたいなおばさんがド~ンとボテボテの身体を晒し全裸になる(汗)
演じる三原葉子さんという女優さんは、新東宝時代からお色気路線で売ってきた人で、脱ぎっぷりもいい。
この熟年ボディのヌードは、どれだけの観た男子に衝撃を与え、その隠れた性癖に火をつけたであろう(超爆)・・・。
東映のプログラムピクチャーって、ホンマに女性を知る教科書でしたよ。
でね、全裸で零に迫ってみた加津子は零に反撃され、バスタブを血まみれに染めて死ぬ(爆汗)・・・。
 
 
 
 
 
 
 

出所してきたばかりの、ヨコスカの玉ころがしのリーダー沖原(郷治)
この作品は基本的に狂っているんですが(汗)、この沖原のクレイジーぶりが凄いんですよ。
いきなり強姦目的でカップルを襲い、男を簡単に殺して女を売りとばす。
その女が次期総裁の娘だと知り、誘拐して身代金を要求する。
沖原はね、弟を溺愛している。しかし、心の優しい弟は、誘拐された娘を逃がそうと気を許すんですね。
それを見た沖原はどうするのか?
あれほど溺愛していた弟の頭ををビール瓶でかち割って瞬殺(爆汗)・・・。
ありえへん野獣ぶり。
演じる郷治さんの怖い顔は、この役を演じる為にあると言っても過言ではない(爆汗)・・・。
 
 
この作品、ここまでの展開だけでも十分ファンキーでしょう?(爆汗)・・・。
ちなみに、この無茶苦茶な作品、トーンはむっちゃシリアスなんですよね(汗)
笑ったらアカン雰囲気なんよ(超爆)・・・。
 
 
 
 
 
 
 


沖原と手錠で繋がれてしまった零は、南雲が差し向けた日下警部(室田日出男)との銃撃戦に巻き込まれる。
後半、アメリカ人の別荘に立てこもった沖原と警察との攻防は西部劇タッチで、室田日出男さん演じる警部はゾンビみたいになっとるね(爆)・・・。
もうね、ひと粒で何度美味しいねんて映画(超爆)・・・。
この作品、中盤に凄まじい拷問シーンがある。
ガスバーナーでチンコを焼いたりね(汗)・・・。
とにかくグロ描写は徹底的に痛みを感じさせる職人技のオンパレードです。
 
 
 
 
 

この作品の杉本美樹さん、主役なんやけど常にお飾りみたい・・・というか、周りのキャラが強烈すぎて、主役なのに各シーンに花を添えてるだけなんですよね(汗)・・・。
(それがシリーズ化されなかった原因かもしれん)
でも、棒読みのセリフに綺麗なヌードの杉本美樹という女優さん、クールなんだけど守ってあげたくなる女性の魅力に溢れている。
私は大好きやね。この作品で杉本美樹さんのファンになった。
お色気ハードアクションでありながら、グロ描写も強烈なこの作品、最後はやはり耳が脱臼しそうな杉本美樹さんの歌で終わる(爆汗)・・・。
なんかその辺は徹底しとんねん(超爆)・・・。
 
私ね、この作品をダビングして何度も家で見ていたんですね。
そしたら嫁さんに、「アンタ、そういうえげつないのん好きやなぁ・・・。頼むから、それだけは子供の前では見ないようにしてや」と言われた映画(爆汗)・・・。
そう、逆に女子供を寄せ付けないのが東映のプログラムピクチャーの魅力であり、凄さかもしれん。
 
この作品、梅宮辰夫さん主演の『不良番長』シリーズを撮っていた野田幸男という監督さんが撮った。
典型的な東映のプログラムピクチャー作品なんですがね・・・。
見ていてね、理屈抜きにめちゃくちゃ面白いんですよね。
度を超えた無茶ぶりが奇跡のバランスで融合している。
場末の汚い東映の映画館で体験してみたい作品ですわ。
今も邦画界では漫画を映画化した作品が多いですが、この作品のような映像表現は不可能。
一番映像表現が過激やった時代の、数多いプログラムピクチャーの中に埋もれた大傑作ですね。
鈴木則文監督の追悼記事でも書いたんですが、私は『0課の女 赤い手錠』をはじめとする東映のプログラムピクチャーを認めた事で、映画に対する自分の視野がグンと広がった。怖いものがなくなったね。
面白ければ何でもアリ・・・は有りだと・・・。
 
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