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『ハミングバード』

本日も朝から映画鑑賞してきたので紹介します。
 

↑『ハミングバード』B5チラシです。
 

↑関西版新聞広告です。
以前はスティーブン・セガールのB級アクション映画を見るのが楽しみやったんですが、近年はそれがジェイソン・ステイサムの作品になりつつある。
 




今朝の梅田ブルク7・シアター6の様子です。
本日鑑賞した『ハミングバード』は前売り券販売がなく、久々に私は当日料金で鑑賞したんですが、十分にお釣りがくるほどの快作で良かった。
 
 

↑A4パンフ、定価620円です。
 
 
 
『ハミングバード』
解説:戦場で犯した罪を背負い身を潜めて生きてきた元特殊部隊の男が、ある出来事を機に復讐(ふくしゅう)の鬼と化していくクライムアクション。イギリス社会の暗部に迫る緊迫感あふれるストーリーを構築したのは、『イースタン・プロミス』などの脚本家で本作が初監督作となるスティーヴン・ナイト。『トランスポーター』シリーズなどで絶大な人気を誇るジェイソン・ステイサムがスタントなしで肉弾アクションを繰り広げるほか、過去にとらわれた主人公の苦悩を体現する。
 
あらすじ:以前特殊部隊を率いていた元軍曹ジョゼフ(ジェイソン・ステイサム)は、戦場で罪を犯したのをきっかけに、心に傷を抱えながらひっそりと暮らしていた。そんなある日、ただ一人打ち解けていた少女が誘拐されてしまい、彼女を救うためロンドンの暗黒街を突き進む。しかし、最悪な結末を迎え怒りを爆発させた彼は、リベンジを胸に誓い……
 
 
 
世界一カッコいいハゲことジェイソン・ステイサム。彼は年に2本ペースで作品が公開される多作スターで、自身が主役のB級アクション作を連発しているんですが・・・。
ジェイソン・ステイサムという人は、いったい何を基準に作品を選んでいるのかな?と、いつも私は感心してしまう。というのは、彼の出演するアクション映画にハズレがないからなんです。
イギリス映画、『ハミングバード』という作品もめちゃくちゃ面白いし、めちゃくちゃ良い映画なんですよね・・・。
 
戦場で心に傷を負い、病院を脱走したジョゼフは、イザベルという少女と心を通わせながらホームレスとして生きながらえていた。
ある冬の寒い夜、麻薬の売人に襲撃されたジョゼフはイザベルを連れ去られてしまう。
ここからが面白いんですよ・・・。
瀕死のジョゼフは、逃げ込んだある高級マンションの一室で、住人が秋まで不在だという事を知り、その部屋に無断で居候するんですよね(爆)・・・。
あらゆる贅沢品が揃う部屋で綺麗に身支度を整えたジョゼフは、その部屋を拠点に裏社会で働き始め、イザベルを探す日々が続く。
 
ホームレスたちに炊き出しをしていた修道女クリスティナを訪ね、イザベルの情報を探るジョゼフは、稼いだお金をクリスティナに渡し、代わりに薬を得て心身の回復を図るんですが・・・。
自らも心に大きな傷を負い苦悩するクリスティナとジョゼフの交流が凄く泣かせるんですよ。
ジョゼフは自分が稼いだ金でホームレスたちに差し入れを続け、街の悪からホームレスたちを守る。その行為はまるで神に許しを請うかのごとく。
ある日、クリスティナからイザベルが殺された事を告げられたジョゼフは、クリスティナと心を通わせながらも復讐の鬼と化す・・・というお話です。
 
この作品の面白いところはね、潜在意識的に、表向きの悪事や罪に対して、神はどこまで許してくれるのか?という部分でのジョゼフとクリスティナの葛藤が実にスリリングなところ。
復讐という名目で街の悪党たちを成敗するジョゼフと、ジョゼフと関わるうちに修道女としての禁を破ってしまうクリスティナの戸惑いがロマンティックに交差するとき、運命は誰に味方するのかというドラマが死ぬほど面白い。
 
ジョゼフを愛し始めて苦悩するクリスティナが、憧れのバレリーナの引退公演を見届けてアフリカに行く事を決心する日。
イザベルを殺した変態暴力男にジョゼフが復讐を決行する日。
ジョゼフが勝手に居候していた部屋の住人がアメリカから帰国してくるそれらの日が、全部、運命の10月1日だという設定そのものがむちゃくちゃお話を盛り上げていて秀逸。
 
[2014年、6月8日、『ハミングバード』、梅田ブルク7にて鑑賞]
 
 


元特殊部隊で小隊を率いていたジョゼフ(ジェイソン・ステイサム)は、戦場で仲間5人を殺された報復としてアフガン人を殺戮し、心に傷を負って病院送りになる。
病院から脱走したジョゼフは、イザベルという少女と助け合いながらロンドンでホームレス生活をしながら身を隠していたんですが、麻薬の売人にイザベルをさらわれ、自らも重傷を負い、高級マンションの一室に逃げ込む。
冒頭、長髪のすだれ頭でホームレスをしているジェイソン・ステイサムの姿は衝撃的。
そんな彼が、住人不在の高級マンションの一室で身綺麗になり、不自由のない生活を手に入れるという描写から得られるカタルシスは半端ではない。痛快。
ジョゼフは真面目に中華料理屋で働くんですが、その強さを裏のボスに見込まれ、悪の世界で生きていく事になるんですね・・・。
 
 

ジョゼフは、ボランティア活動でホームレスたちに炊き出しをしている修道女クリスティナ(アガタ・ブゼク)に稼いだ金を渡し、「神へのお布施だが、好きに使え」と告げる。
クリスティナには夢があった。大好きなバレリーナの引退公演を見届けたかった。
教会の許しを得て、バレリーナの引退公演のチケットを買ったクリスティナなんですが、その事で苦悩し始めるんですね。
ジョゼフは稼いだ金でホームレスたちに再三差し入れをする。
そんなジョゼフの善行に心を動かされていくクリスティナ。
 
 
 


ある日、探していたイザベルが惨殺された事をクリスティナから聞かされたジョゼフは、敵討ちを誓う。
情報を交換するうちに、お互いにトラウマを抱えたジョゼフとクリスティナは猛烈に惹かれあう。
ジョゼフから贈られたものの、頑なに着る事がなかったドレスを身にまとうクリスティナが美しい。
お互いが変ろうとするなか、悪事から抜けられないジョゼフの姿に、クリスティナの信仰心そのものが揺らいでいくんですよね・・・。
 
 


遂に復讐の相手を見つけたジョゼフ。
時を同じくして、あくまでも神への誓いを重視するクリスティナは、アフリカ行きを決意する。
この映画の根底で重要なのが、「罪へのつぐない」なんですね。
裏社会に染まり悪人を倒すジョゼフの行為がね、結局は正義=善行になるのか?というところがミソなんですよね・・・。
裏社会で手に入れた金を、ジョゼフは金に困る自分の別れた家族なんかにあげてしまう。
徹底的に義理を重んじて弱者の味方であるジョゼフの行為に神もヘチマもない。
私にはシンプルに胸のすく行為に見えたね・・・。
 
 

この作品で修道女クリスティナを演じたアガタ・ブゼクというポーランドの女優さんは最高でした。
バレリーナを夢見ながら、父親に無理やり体操選手にさせられ、その体操のコーチに犯され続けて殺してしまった過去を持つクリスティナ。
同じような心の傷を持つジョゼフを愛してしまいながらも、自らの罪を償うために聖職から離れられないというクリスティナの葛藤と、恋する女の内面の美しさを見事に表現。
 
 

もうジェイソン・ステイサムという俳優さんは、高倉健さんの域に入りつつあるね。
この作品のジョゼフ、復讐を遂げる瞬間に何と言ったと思います?
娼婦として働かされていたイザベルを殴り殺した裕福な客に対し、「下にいる者の気持ちになれ」って。
そう、底辺で苦しい生活を送る人間の事を考えろと吠えるわけ。
復讐心が根底にありながら、人間は目標と愛があればこんなにも頑張れるんや・・・変われるんやという姿に、見る側はとてつもない勇気をもらえる。
褒められない行為であれ、神は人間のどういう部分を見て生かしてくれるのか?という部分にまで斬りこんだこの作品は、もはやB級アクション映画の域を越えていたね・・・。
超お勧めの痛快ロマンティック・アクション映画です。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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