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「トガニ 幼き瞳の告発」

最近、韓国の大統領の暴走により、竹島問題で韓国と険悪な雰囲気になりそうですね。
私も韓国人の強引な国民性は経験上あまり好きではない。
しかし、いつも言いますが、今、最も面白い映画を製作しているのは間違いなく韓国やと私は思います。
 

↑『トガニ』のB5チラシです。
 

入場特典のクリアファイルと、前売特典のポストカードセットです。
 

 

 

 

先日18日、梅田ガーデンシネマ2の様子です。
韓流映画の人気は凄いですね。私は30分以上も前に劇場に着いたのに、整理券番号54番でした。
劇場ロビーと場内は韓流映画ファンのオバハンだらけで場内満員でした。
たまにポツポツとおる男性客はめっちゃにんにく臭いし・・・参りました。
 

↑A4パンフ、定価800円です。
 
『トガニ 幼き瞳の告発
解説:『マイ・ファーザー』のファン・ドンヒョクが監督と脚本を務め、実話を基にしたコン・ジヨンの小説「トガニ-幼き瞳の告発-」を映画化した衝撃作。聴覚障害を持つ子どもたちに暴行や性的虐待を行い、それを隠ぺいしようとした教育者たちの本性を暴き出す。本作の映画化を熱望した『あなたの初恋探します』などのコン・ユがこれまでのイメージを一新し、悩める教師役で新境地を開拓。国をも動かした、あまりにもむごい真実の物語に戦慄する。
 
あらすじ:カン・イノ(コン・ユ)は大学時代の恩師の紹介で、ソウルから郊外のムジンという町の聴覚障害者学校に美術教師として赴任する。着任早々彼は校長の弟の行政室長(チャン・ガン)に、教職を得た見返りとして大金を要求される。最初から学内の重苦しい雰囲気を奇妙に感じていたイノは、ある晩、帰宅しようとして子どもの悲鳴を聞きつける。
 
この作品の中身、2005年に発覚した実在の事件の映画化というから驚きです。
事件の内容が悲惨なんですが、単なる事件の再現映画に終らず、見事な娯楽映画になっているところが凄いですわ。実に韓国映画らしい映画の導入部が素晴らしい。
霧深いムジンという町に、聴覚障害者の教師として赴任する主人公のカン。
カンは車で赴任先へ急ぐ途中、霧の中でうさぎと衝突して立ち往生、シンクロして、トンネルを歩く傷ついた少年が、列車に撥ねられて死んでしまう様子が描写される。
町の自動車整備工場で、カンは酒臭い女ユジンに因縁をつけられるんですね(笑)・・・人権センターの幹事であるユジンは、後にカンと共に事件を告発する事になるんですが、都会から寒い田舎町へと赴任してきたカンとユジンの出会いのシーンが実に韓国映画らしくユーモラスなんです。「寒い」という事ですらギャグになっていますから(笑)・・・。
 
この作品はね、前半と後半で大きく2つに分かれています。
学校に赴任したカンは、双子である校長と行政室長に会うんですが、いきなり教師になった見返りに大金を要求されるんですね。しかも大金を払う日に、校長室にいる地元の刑事が大金を得ている現場に遭遇します。地元の有力者である校長と警察が癒着しとるわけやね。
カンはアザだらけで精気のない子供たちの様子に不信感を抱くんですが、ある日、学内の子供が教師に虐待されている現場に遭遇し、助けた子供から、教師による子供たちへの暴力や性的虐待の事実を知らされる。
 
虐待を受けた子供をユジンの協力で保護したカンは、子供たちから手話を通して虐待の事実を聞き出し、学校を相手に虐待の事実を告発し、裁判で戦うというお話です。
 
幼い子供に対する性的虐待描写は正視するのが辛いほどで、観ていて怒りがこみ上げてきます。
虐待されている子供たちが聾唖者なので、彼らは言葉で虐待を告発できないところが悲惨すぎる。
事件そのものはね、田舎町の閉鎖的な空間で変態的な権力者がいかにもやっていそうな愚行なんですが、さらに驚くのが後半で描かれる裁判の様子なんですね。
 
この作品で描かれる韓国の裁判のいい加減なことよ。
加害者は、被害者である子供たちの親が知的障害者なのをいいことに金で示談し、唯一孤児やった子供の証言によって加害者は追いつめられるんですが、あらゆる面で圧力をかけ、被害者側の弁護士まで買収した加害者側はある意味甘い判決で勝利してしまうんですね。
冒頭、列車に轢かれて死んだ弟のかたきを討つ少年の死に様が悲しすぎる。
 
この映画で描かれた事件はまだ終っていないそうです。
今もなお、事件の真相解明に努力しているらしい。
いい加減な自国の恥を晒してまで正義を問うたこの作品の意義は凄く大きいと思います。
こんな映画を世界に放出する韓国という国、きっと話せば分かり合える国やと思うな。
 
[2012年、8月18日、『トガニ 幼き瞳の告発』、梅田ガーデンシネマ2にて鑑賞]
 

霧の中、すったもんだの末、やっと聴覚障害学校に赴任したカン(コン・ユ)
カンはソウルに病弱な娘を残しており、娘の面倒を見る母親は生活に困っているんですが、学校に赴任するなり行政室長から大金を要求され、カンの母親は息子の安定した仕事の為に家を売って金を工面する。
そんな生活の為に、幼い娘と離れて暮らすカンのキャラが、物語りの後半に活きてくるんですね。
 


教師から子供たちへの激しい体罰が日常化した学園の体制に、カンは疑問を抱く。
ある日の放課後、女性職員に激しく暴行される女の子を救ったカンは、町へ来たときに知り合った人権センターの幹事ユジン(チョン・ユミ)に頼み、虐待されていた女の子を保護。同時に学園の校長・行政室長・教師たちが、生徒達に性的虐待をしていた事実を知る。
ちなみに女性職員はキモメンの校長と愛人関係にあるという・・・。
ドロドロの昼メロが大好きな人にはたまらん物語となっております(汗)・・・。
 


カンはユジンと共に、学園を幼児虐待で告訴するんですが・・・。
この作品で描かれる韓国の裁判には呆れますよ。正義もヘチマもない杜撰なもの。
観ていて怒りがこみ上げてきます。映画に拳を握って感情移入できる。
 

カンの横に座る少年ミンスのエピソードは悲しすぎる。
兄弟で信じられない性的虐待を受けていたミンスは、虐待が原因で弟を亡くしている。
裁判でかたきを討てなかったミンスは、自らが復讐を果たすことで命を散らす。
 


虐待された子供達を精一杯守るんですが、裁判ではまったく無力だったカン。
演じるコン・ユという俳優さん、初めて観る人ですが、静かな名演でしたわ。
いい加減な裁判・法の為に、子供達に報いることができない無念さが伝わる演技は必見です。
後味の悪い映画なんですが、彼の優しさがにじみ出たラストの余韻がこの作品の良心でもある。
 

このオフショットは救われます。それぐらい、この映画の内容は悲惨なんでね・・・。
やはり、小さな子供に対する性的な虐待は許せないですね。
弱者に向けられる虐待自体、ゾンビマンは許せません。
 
記事とは関係ないんですが、ブロ友レジェンドさんから聞いたんですが、あのトニー・スコット監督が自殺した。
80年代から、私たち映画ファンに夢のあるスタイリッシュな映画で楽しませてくれた人がね・・・。
アホ。
 
 
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