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「アマデウス」 午前十時の映画祭

クリスマスイヴですね・・・。
本日、私は朝から「午前十時の映画祭」に行ってました。
昨年の同映画祭で見逃していた作品を、やっと観れました。作品自体が初めて観る作品です。
 

↑本日の、大阪・梅田の午前十時の映画祭の看板です。
 

↑「アマデウス」初公開時のB5チラシです。
 

↑ディレクターズ・カット版のB5チラシです。
本日の映画祭では、このディレクターズ・カット版での上映でした。
 


上映が始まる頃には、場内は満員でした。
お客さんの7割が、真面目そうな映画ファンって感じの、私と同世代の女性でした。
私から見た同年代の女性映画ファンの印象・・・
みなさん、とりあえず黒髪で、地味で痩せている(汗)・・・。私とは会話が3分持たないタイプかな?(汗)・・・。
 

↑大判パンフです。
 
『アマデウス』
解説:モーツァルトの死をめぐる豪華絢爛な舞台劇を、見事にフィルムに転化した傑作。物語はかつて宮廷音楽家だったサリエリの回想から入り、モーツァルトの人物像を追っていくのだが、そこに様々な音楽的見せ場やミステリーの要素を散りばめ、一瞬たりとも飽きさせない造りになっている。
 
あらすじ:182311月のある晩、ウィーンの街でひとりの老人が発狂して自殺を図り、病院へ運ばれた。この老人は、かつてウィーンで最も尊敬された宮廷音楽家、アントニオ・サリエリ。数週間後、サリエリの告白を聞くために若年の神父・フォーグラーが病室を訪れた。やがて、サリエリの回想が始まった。イタリアに生まれたサリエリは、作曲家として優れた才能を持っていた。やがて音楽の都ウィーンへ赴き、皇帝ヨーゼフ2世付きの宮廷音楽家になった。そんな順調なサリエリの人生も、天才ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトに出会ったことで狂わされていく
 
この作品、正直に言うと私の苦手なタイプの映画で、しかも今回はディレクターズ・カット版での上映で、上映時間が3時間もある・・・。観る前は正直億劫な気持ちもありましたわ。
しかし、老いた宮廷音楽家サリエリが自殺を図り、死に切れずに精神病院へ送られ、訪ねてきた神父に、「自分がモーツァルトを殺した」と告白し、嫉妬に満ちた回想を始めるという冒頭のシーンを観たときに、私の心配は吹き飛びました。
「これは面白い。映画の中に身を委ねていれば良い」という名作のオーラに身体が反応しましたわ・・・。終盤はさすがにお尻が痛かったけどね()・・・。
 
私は時代背景だとか実在の人物の事はよく分からない。
しかし、この作品で描かれるふたりの音楽家の対比は凄く面白く、興味深かったですね。
皇帝に仕えた作曲家サリエリは、努力の積み重ねで優秀な作曲家になった人物。
そんなサリエリは、神童といわれた才能の持ち主である天才肌の作曲家モーツァルトに出合って驚愕するんですね。
若きモーツァルトという人物は、奇声をあげて笑い、女の尻を追い掛け回す、天然にもほどがあるやろ?っていう下劣な男。ところがそんなモーツァルトが一旦音楽を奏でると、誰もが感動する音楽を演出してしまう。
 
回想するサリエリが、神父に自分が作った曲を披露すると知らないと言われ、ヤケクソ気味で弾いたモーツァルトの曲を神父が口ずさみ、「その曲なら知ってる」という場面がシビアですね。
サリエリはモーツァルトの曲を「猿でも書ける曲だ」と言い放つんですが・・・。
私も音楽活動を経験してるので、曲を作ってくれと言われた事もある。しかし、いくら音楽理論を完璧に習得しても、人の心に響く音楽の創造だけは、努力だけではどうにも出来ない部分なんですよね。自分の頭の中にある曲を、人に伝える事がどれだけ難しい作業か・・・。
たとえば、楽器が演奏できなくても、自分の作った曲を表現する術があり、それが人の心に訴えるメロディならОKというのが音楽の世界であり、音楽センスなんですよ。
ところが、どんな大作組曲であろうが、3つのコードからなるシンプルな曲でも、頭にある曲は書かなければ大きな規模では演奏できない・・・。
嫉妬したサリエリの策略で食うにも困るほどに堕落したモーツァルトは、頭にある音楽を書けなくなるほどに心身ともに追い詰められ、過労で若くして死んでしまうんですね・・・。
そして、モーツァルトを死に追いやった事に後悔の念を持ち、死を選んだサリエリは死に切れないという皮肉な物語が面白すぎます。
 
豪華絢爛な時代考証の再現も見事な作品ですが、音楽の世界を通じて、人生の全てを覆された音楽家の嫉妬により、人生を翻弄された天才音楽家の生身の心理描写がリアルで秀逸なドラマでした。
 
[2011年、12月24日、『アマデウス・ディレクターズ・カット版』、TOHOシネマズ梅田・シアター10にて鑑賞]
 

自殺を図ったが死に切れなかった老作曲家サリエリ(F・マーリー・エイブラハム)
彼は精神病院に送られ、神父に「自分がモーツァルトを殺した」と告白し始める。
 

皇帝に仕える若き日のサリエリは、神童と呼ばれたモーツァルトの意外な人物象に驚く。
 


奇声をあげて笑い、女たらしのウォルフガング・アマデウス・モーツァルト(トム・ハルス)
しかし、彼が奏でる音楽は人々を虜にする力があった。
 

モーツァルトはコンスタンツェ(エリザベス・ベリッジ)と結婚し、子宝にも恵まれるが、サリエリの嫉妬から宮廷での仕事を妨害され、生活費にも困る始末。
生活のために、コンスタンツェから内密に見せられたモーツァルトの譜面を見て、サリエリはその素晴らしい作曲の完璧さにあらためて驚き、更なる嫉妬の炎を燃え上がらせる。
コンスタンツェを演じたエリザベス・ベリッジさんは、『ファンハウス惨劇の館』のヒロインでしたね。
この作品でも『ファンハウス』同様、ロケットのような見事な乳を披露しています・・・。
 

サリエリはメイドと称したスパイをモーツァルトの家に送り込み、モーツァルトを更なる窮地に追い込んでいく。
堕落し、借金のために大衆オペラの曲を書かされるモーツァルトは、徐々に過労で衰弱していく。
 

最後は別居していた妻に看取られて死ぬモーツァルト。
金のために最後まで音楽を創造し続けた彼の死に様は強烈でした。
 

この作品で、奇声を上げてバカ笑いするモーツァルトを演じたトム・ハルスも凄いですが・・・
やはりサリエリを演じて見事にオスカーに輝いたF・マーリー・エイブラハムの演技が凄過ぎる。
誰よりもモーツァルトの才能を認めるがゆえに葛藤し、嫉妬する・・・。
この人ね、有名になった作品でいきなりオスカーを受賞したんで、後の作品では余裕で遊んでましたよね(爆)
私、この人を初めて観たのが「ローデット・ウェポン1」というパロディ映画で、この人、ハンニバル・レクターのパロディで、「食ってやる」とか言いながら、舌を高速レロレロさせてた(爆)・・・。
遅ればせながら、「アマデウス」を観るまではイロモノ俳優かと思ってましたよ(爆)
 
私はいきなりディレクターズ・カット版で観たので、正直オリジナル版で観たかったです。
後に出る編集版って、無駄に長く感じる作品が多いんですよね。
この作品も、舞台を長く映してるシーンがドラマの緊張感を途絶えさせてる印象がありました。
(私はどのシーンが長くなってるのか知らないんですが・・・)
丁度オリジナル版の上映時間である160分くらいが限界の作品やと思いましたね。
 
 
 
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